デビュー30周年の小島聡、怒りの逆モンゴリアンチョップ…金曜8時のプロレスコラム

O‐カーン(左)にモンゴリアンチョップを見舞う小島聡(新日本プロレス提供)
O‐カーン(左)にモンゴリアンチョップを見舞う小島聡(新日本プロレス提供)

 このコラムで先週紹介した「グレート‐O‐カーンが天山広吉に見舞った世代交代モンゴリアンチョップ」は、グレート‐O‐カーン(29)と天山広吉(49)が30日のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)大会「THE NEW BEGINNING in NAGOYA」で決着戦のスペシャルシングルマッチを行うことが決定した。天山は6日の東京ドームシティホール大会で担架に乗って退場してから欠場中で、その間はテンコジの相棒、小島聡(50)がO‐カーンの相手をしている。

 小島は17日から19日の東京・後楽園ホール3連戦では第1試合で、O‐カーン、ウィル・オスプレイ(27)のUNITED EMPIREと対戦。パートナーの辻陽太(17、19日)、上村優也(18日)がいずれも敗れて3連敗を喫したが、コロナ禍の入場制限に加え緊急事態宣言下で客足が鈍る聖地・後楽園ホールのオープニングマッチを盛り上げている。

 例のごとく取材制限で新日本プロレスから届いた写真では、小島がカーンの必殺技、モンゴリアンチョップで逆襲しているシーンがあった。19日の試合写真で、両手をアルバトロスのように大きく広げている。元祖キラー・カーン(引き続き詳細は自粛中)のそれに近い。何より元気印のコジが生き生きとした表情をしているのがうれしい。

 17日に小島はバックステージで「30周年イヤー。せっかくのこの機会を絶対に逃すわけにはいかない。お前らの勢いがどうとか、そんなことは問題じゃねえんだ。俺自身の30周年! それしか頭にねえんだよ。お前らみたい奴らの踏み台になってたまるか」と今年がデビュー30周年であることをアピールした。

 アニマル浜口ジムから新日本プロレス入りし、91年7月16日、山本広吉(現天山)戦でデビュー。天山とのテンコジで、IWGPタッグ王座に2度君臨。全日本プロレスへ移籍し、02年に三冠ヘビー級王座を奪取すると、05年2月20日に当時のIWGPヘビー級王者・天山とダブルタイトルマッチを行い、史上初の四冠王に輝いたのはご存じの通り。11年に新日本に復帰して今年で10年だが、年々、出番が減っている。

 18日にはオスプレイから「小島…、お前はウィル・オスプレイが主役の世界で何とか生き延びてる年寄りにしか過ぎない」と言われたが、小島は「お前たちが強いことなんて、最初から分かってるよ。こうやって抗争になったのも、最初は偶然かもしんねぇよ。だけどさ、そういうのを生き抜いてきたから、30年もプロレスやってるんだ。ほんのちょっとのチャンスでも、ほんのちょっとの隙間でも縫って、今までこうやっていろんなことしてきたって自負があるんだ」とコメント。30日の愛知大会ではオスプレイとのシングルマッチが決まった。

 昔からそうだが、小島は響く言葉を持っている。最近は聞く機会が減っていただけに、久しぶりにその熱い言葉を引き出したEMPIREも大したヒールユニットだ。23日の東京・大田区総合体育館大会で天山が復帰する。そこからテンコジ対EMPIREのタッグ対決が4戦続き、30日の名古屋でそれぞれシングル決着戦。緊急事態宣言下、リモート観戦でも伝わるホットな抗争を見届けたい。(酒井 隆之)

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