【浦和】始動4日目で早くも“リカルド色”全開 前傾姿勢で猛ゲキ…選手と積極対話…ピッチに白線…

ミニゲームを止めて選手に指示を出すリカルド・ロドリゲス監督(カメラ・宮崎 亮太)
ミニゲームを止めて選手に指示を出すリカルド・ロドリゲス監督(カメラ・宮崎 亮太)

 J1浦和は21日、さいたま市内で今季初めて報道陣に練習を公開した。リカルド・ロドリゲス新監督(46)の指導の下、通例のフィジカルトレーニング中心ではなく、ゲーム形式のメニューを中心に消化。チーム始動4日目で、早くも“リカルド色”全開だった。

 「もっとこっちにポジションを取るんだ」「もっとボールを追え」「ナイス! スバラシイ!」「ミニゲームでも勝つことにこだわってやろう」―。ロドリゲス監督は常に前傾姿勢で選手のプレーに熱視線を送り、身ぶり手ぶりを交えながら威勢の良いゲキをピッチに響かせた。

 タッチライン際で見守っていたかと思えば、素早いダッシュで選手に駆け寄って指示を伝え、練習の流れを極力止めずに元の位置へ。メニューの合間に選手を個別に呼んで細かく指導し、積極的にコミュニケーションを取る場面が多く見られた。

 オンライン取材に応じた元日本代表MF阿部勇樹(39)は「アドバイスだったり、ちゃんと理解できたか直接聞きに来てくれる。監督のやりたいサッカーがはっきり伝わるコーチング、示し方をしてくれる。理解しやすい」と新監督の指導に好印象を持った様子だった。

 クラブによると、18日のチーム始動から4日間は、フィジカル強化よりボールを使った練習をメインに実施。この日は、ゴールを両チーム2つずつ置いた5人対5人(フリーマン1人)のミニゲームなど独特なメニューも見られた。8人対8人のゲーム形式ではゴール前10数メートルにマーカーを置き、指揮官は「ここを越えたら5秒以内にフィニッシュへ持って行こう」とスピーディーな攻撃を呼びかけていた。

 選手が局面で最適な立ち位置を取ることを重視するロドリゲス監督。その戦術を浸透させるための最大の特徴が、グラウンドに表れていた。ピッチ上に引かれた「白線」だ。

 ハーフウェーラインと平行して引かれた点線でピッチが6分割され、アタッキング・サード(攻撃側の3分の1)などのラインが明確に。さらに、縦のラインは4本引かれ「5レーン」に区切られた。クラブによると、ロドリゲス監督の意向を受け、今季から大原サッカー場のピッチにラインが引かれた。この日はフルコートでの練習はなく、その「白線」を駆使した具体的な練習は見られなかったが、ビルドアップ時の選手の立ち位置など細かな修正にフル活用されそうだ。

 今月17日の就任会見で「相手をとにかく押し込んで攻撃的にいって、常に見てくれる方々が楽しんでくれるようなサッカーを展開していけるように日々取り組んでいきたい」と語っていたロドリゲス監督。今月下旬から始まる沖縄キャンプを前に、スタイル浸透にむけた「変化」の片りんが垣間見えた。(星野 浩司)

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