西武が外国人の新規入国停止余波で、キャンプ恒例の紅白戦を実施しない可能性が出てきた。辻発彦監督(62)は20日、「外国人がいないので苦労する。紅白戦ができなかったらシート打撃でも十分」と説明。野手に故障者などが出た場合などは野手不足が必至で紅白戦を取りやめてシート打撃に切り替える選択肢を示した。
西武の助っ人は野手のメヒア、スパンジェンバーグを含め4人全員が来日できていない。野手が不足するため、当初はキャンプB班(2軍)スタートの構想があったベテランの中村、栗山もA班(1軍)スタートとなった。指揮官は「野手は18人しかいない。栗山、中村はゆっくり(調整させたい)と思うし…」と悩める胸中を明かした。
現状でも野手は紅白戦実施が微妙な人数のため、辻監督は紅白戦を行わないことも想定。「(シート打撃で)投手が野手に全力で投げることができれば大丈夫」と“プランB”を用意している。