大関・朝乃山、亡き恩師にささぐ6勝目 「場所中は国技館の上から見守ってくれていると思っている」

朝乃山
朝乃山

◆大相撲初場所9日目(18日、東京・両国国技館)

 大関・朝乃山(26)=高砂=は元大関で小結・高安(30)=田子ノ浦=を寄り切りで下して6勝目を挙げた。この日は近大相撲部時代の恩師・伊東勝人監督(享年55)が急逝してからちょうど1年。12日目は富山商高時代の恩師・浦山英樹監督(享年40)の命日にあたる。2人の恩師への感謝を胸に、白星をつかんだ。

 大関として迎えたこの日を白星で飾った。「(伊東監督は)場所中は国技館の上から見守ってくれてると思っているので。浦山先生と一緒に。自信を持って土俵に上がりました」。高安との立ち合いは右四つに組んだ。2人の恩師に教えられた得意の形にすると、じっくりと圧力。土俵際で相手にすくい投げを打たれるも、左上手をつかんでこらえた。体勢を立て直し、最後は逃れようとする高安を落ち着いて寄り切った。

 中日からは幕内土俵入りの際には近大の化粧まわしを着用。「基本的に大阪場所で付けていたんですけど、(伊東)監督が命日ってこともありましたし、浦山先生も近大(出身)なので。そういう思いで昨日から化粧まわしをつけました」と思いを明かした。得意の右四つで勝利し、「高校、大学と浦山先生、伊東監督に右四つを鍛えられて、高砂部屋に入門して、そこから先代(師匠)の錦島親方(元大関・朝潮)に前に出ながら左上手を取る指導をしていただいた。そのことを忘れず、あしたからも気を引き締めて頑張りたいです」と語った。

 6勝目を挙げ、カド番脱出へはあと2勝。優勝争いでは単独首位の平幕・大栄翔と2差につける。首位と1差の正代に次いで、3敗には10人がひしめく混戦模様。2度目の賜杯を狙う大関は「あしたからもまたあるので、気持ち切り替えて、自分の相撲取りきって頑張りたいです」と意気込んだ。

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