◆大相撲初場所9日目(18日、東京・両国国技館)
大関・貴景勝(24)=常盤山=は、過去7勝2敗としていた平幕・遠藤(追手風)に引き落としで敗れて7敗目。初めて綱取りに挑んでいた今場所、勝ち越しに向けても厳しい状況となった。
押し合いから一度はいなして下がったが、体勢を立て直して前に出た。だが押し込んだ土俵際、一気に右に開かれ引き落とされた。前日までの6敗は、引いて一気に攻められる相撲が目立った。この日は攻撃に転じる内容を見せたが「勝たなきゃ意味がないので。勉強をしないといけない」と受け止めた。
7敗目を喫し、勝ち越すためにはもう負けられない。2大関を含む役力士4人との対戦を残す中、厳しい戦いを強いられる。「(大事なのは)気持ちじゃないですか」と、これまでと変わらぬ表情。「1日一番、またそのつもりでやっていきたい」と残り6日間を見据えた。