【尾車親方の目】正代、立ち合いの悪さ浮き彫り

正代(左)は御嶽海に寄りきりで敗れる (カメラ・越川 亘)
正代(左)は御嶽海に寄りきりで敗れる (カメラ・越川 亘)

◆大相撲初場所8日目 〇御嶽海(寄り切り)正代●(17日・両国国技館)

 2敗目を喫した正代には「ここで負けないでくれ」と言いたい。いつものように顎を突き出し胸を張って跳び上がるような立ち合い。7日目の阿武咲のような相手なら形の悪い立ち合いでも馬力で一気に持っていけるが、地力のある御嶽海が相手だ。脇の甘さを突かれ中に入られ二本差しを許した。腕を抱え上手から何度か振り回したが、体を丸めた御嶽海を崩せなかった。星を落とすと形の悪い立ち合いが余計に目立つ結果となった。

 中日で全勝の大栄翔に2差。2横綱が不在でも3大関が土俵を務めているだけに残念だ。特に1差の正代にはこのまま千秋楽まで行ってほしかった。何度も書いているが、これでは大相撲の命でもある番付の意味がなくなってしまう。

 最後に結びの前、私は協会の役員室で「御嶽海が勝つ」と予想した。御嶽海はV争いを壊す意外性を持った不思議な力士。本領を発揮したといえるが、3勝が3大関とはいったいどうなっているんだ。(スポーツ報知評論家)

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