楽天・黒川史陽内野手(19)が17日、京都府内で行っている自主トレを公開し、今季の1軍定着を掲げた。チーム最年長の藤田一也内野手(38)に弟子入りし、攻守でレベルアップに励むプロ初のオフ。「今年はずっと1軍にいて、1打席でも多くチャンスをもらえるように。1本でも多くヒットを打って、1打点でも多く稼いでというところを目標にしています」と闘志を燃やした。
昨季は高卒1年目ながら10試合に出場し、プロ初安打や初打点をマーク。シーズン中から藤田には助言を送られていたといい、この自主トレでは好不調の波を減らすための、体の使い方などを学んでいるという。「(藤田は)アップからストレッチ、練習の一つ一つをテキトーにやらない。全部が完璧。手洗いうがいも完璧なので」と感銘を受ける日々を送る。
守備の名手である師匠からは「1年後、2年後と考えずに今年レギュラーを取るつもりでやってほしい」と期待の言葉も受けた黒川。「常に上を目指してやっていきたいです」とベテランのもとで根を伸ばし、大輪の花を咲かせる。(田中 哲)