瀧川鯉八、昇進後“最速”初トリに「光栄です。精いっぱいやりたい」新宿末広亭1月下席で

スポーツ報知
真打ち昇進後、「最速」でトリを務めることになった瀧川鯉八

 落語家・瀧川鯉八(39)が新宿末広亭の1月下席(21~30日)夜の部で真打ち昇進後初トリを務めることになった。

 二ツ目時代はユニット「成金」で柳亭小痴楽(32)、講談師・神田伯山(37)らと切磋琢磨(せっさたくま)してきた鯉八は昨年5月に真打ちに昇進した若手ホープ。コロナ禍で寄席が休席となり、披露目は5か月延期の10月から行われていた。小痴楽、伯山は昇進後10か月という速さで初トリを務めたが、鯉八はそれを上回る速さ。披露目からは、わずか3か月での初トリに、「こんな早いことは今までにない」(落語芸術協会関係者)と“史上最速”の快挙になる。

 コロナ禍で寄席から年配客の足が遠のいている状況もあり、若いファンが多く、披露目での集客力が抜群だった鯉八に声がかかった。

 自作の新作落語で勝負している鯉八は「コロナの影響があって、色々な事情で出番をいただいたと思っている。光栄ですし、逆にチャンスだと思って務めたい。お客さんに『是非、来て下さい』とは言いにくい状況ですが、寄席はあいています。精いっぱいやりたいと思います」と意気込んだ。

 緊急事態宣言が発令され、座席数は50%となり、通常より1時間早い午後8時終演と制約があるが、「寄席もピンチだと思うけれど、微力ながら救いたい。育ててもらった寄席に恩返ししたい。披露目興行の時よりも身が引き締まる思いでいっぱいです」と意気に感じている。

 創作話芸ユニット「ソーゾーシー」でともに活動するメンバーも出演。春風亭昇々(36)、浪曲師・玉川太福(41)に加え、落語立川流の立川吉笑(36)も出演する。定席初出演となる吉笑は「二ツ目の間に出られるのは思い出になる。頑張ろうと思います」と話した。

 鯉八は「『ソーゾーシー』のメンバーにも出てもらう。小痴楽師匠にも力を貸してもらって若手で番組を組ませてもらっている。(将来的に)『あの時の1月下席は良かったね』と言っていただけるように頑張りたい」と決意。披露目は3人で交互にトリを務めたが、今回は10日間でトリを務める。「未知の領域ではあるけれど、これを乗り越えた時に違う景色が見られると思う」と静かに腕をぶしている。

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