【卓球全日本】伊藤美誠、V逸にぼう然 逆転負けに「夢なんじゃないかと思うぐらい固まった」

女子シングルス決勝 石川佳純に敗れた伊藤美誠
女子シングルス決勝 石川佳純に敗れた伊藤美誠

◆卓球 全日本選手権 最終日(17日、丸善インテックアリーナ大阪)

 卓球の全日本選手権は17日、女子シングルス決勝が行われ、世界ランク3位の伊藤美誠(20)=スターツ=は3―4で世界9位の石川佳純(27)=全農=に敗れた。伊藤は準決勝で早田ひな(20)=日本生命=をフルゲームで破り、2年ぶり3度目の優勝を目指したが、東京五輪代表でゲームカウント3―1から逆転負けを喫した。

 伊藤は敗戦後、ベンチに戻ると、しばらく立ち上がれなかった。「終わった時は夢なんじゃないかって思うぐらい、固まりました。『無』みたいな感じで。これが現実なんだなとかみしめた」。18、19年と女子初の3冠を達成したが、昨年は4強。日本一に返り咲いてから五輪に臨む。そう誓った目標に今年も届かず、悔しさをにじませた。

 準決勝では昨年敗れた早田に1時間4分のフルゲームの死闘の末、雪辱した。相手が得意とするラリー戦でも早田も「今日は抜けないなと感じた」と語るほど高い集中力で反応。だが、2戦続けての激戦となった決勝では石川の執念に屈した。「何本も返ってくるなという感じでした。攻めたりボールも何本も粘って、打ち返してくる、私より一歩上をいってる感覚はあった」と敗戦を受け止めた。

 昨年4月には日本勢初の世界ランク2位に輝いた。中国選手とも互角に渡り合う実力は、間違いなく世界屈指だ。ただ、全日本選手権では2年連続で優勝を逃した。「自分が何をしていかないといけないのか。練習でやってきたことを出し切れるか。試合じゃないとわからない点もあるので、試合ができて良かった。全日本で得たものをしっかり次の海外の試合に出していけたら」。悔しさをバネにさらなる進化を誓った。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請