将棋の藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖=が17日、愛知・名古屋市の名古屋国際会議場で指された第14回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメントで、先手の大石直嗣(ただし)七段(31)を132手で破り、ベスト8に進出した。持ち時間各40分で、先に1分将棋に入り、乱戦模様にもなったが、リードを守りながら冷静に読み切った。
午後2時からの対局では、先に飯島栄治七段(41)を下した豊島将之竜王(30)=叡王=とベスト4入りを争う。藤井二冠は豊島竜王に対して0勝6敗と大の天敵。公式戦初勝利となるか注目される。