【札幌】1年半ぶり復帰の小野伸二「さび付いていないところ見せたい」 41歳の決意

 J1北海道コンサドーレ札幌に復帰した元日本代表MF小野伸二(41)が健在ぶりを示す。札幌は16日、新チーム披露イベント「キックオフ2021」を開催。コロナ禍で初のオンライン配信のみとなったが、新加入8人中、大会参加中のGK中野小次郎(21)=法大=、新規入国を待つナイジェリア人FWガブリエル(25)を除く6人も登場。“生きる教科書”は若き集団にピッチ内外で好影響を与えていく。

 北の大地に小野が帰ってきた。19年8月退団後、約1年半ぶりに復帰。前回在籍時と同じ背番号44のユニホームに身を包み、会見&キックオフイベントに臨んだ41歳は「周囲が(復帰を)すごく喜んでくれる分プレッシャーもある」としながらも「J1で挑戦できることが楽しみ。小野伸二、さび付いてないなってところを見せたい」と決意を込めた。

 責任感を持って、相思相愛のクラブに舞い戻った。J最南端のJ2琉球を昨オフ契約満了となり、再び最北端の札幌へ。40歳を超えてのJ1再挑戦が簡単なことではないと分かっていてもオファーが届いたとき迷いはなかった。「一度出てみて素晴らしい環境、クラブだと改めて感じた」と、14年から19年8月まで過ごした札幌への愛、札幌の可能性を再認識。18年は4位まで躍進するも、退団後は19年10位、20年12位と苦しむ札幌の力になろうと決断した。

 イベントでも若手や新加入組から「早く一緒にプレーしたい」と口々に名前が挙がった。15日に札幌に到着したばかりだが「沖縄から戻って想像より暖かいな、って思っていたら今日(16日)は吹雪で。寒いけど5年間住んだ場所だから。前回なかった、そういうアドバンテージもある」。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(63)が目指すサッカー、考え方への理解も含め、“地の利”を存分に生かすつもりだ。

 前回在籍時からチームはさらに若返り、昨季は大卒トリオが台頭、今季も大卒2人に、高卒1人が加わる。98年フランス大会からW杯に3度出場するなど国内外で豊富な経験を誇るレジェンドといえど、試合で魅せるためには、イキのいいライバルとのポジション争いが待つ。それでも、「持っている経験、考え方を伝えていきたい」。永遠のサッカー小僧が、チームの「ACL出場」の目標達成へ、勝者のメンタリティーを還元していく。(川上 大志)

 ◆小野 伸二(おの・しんじ)1979年9月27日生まれ、静岡県生まれ。41歳。清水商高から98年浦和入り。01年にフェイエノールト(オランダ)移籍。以後、浦和、ボーフム(ドイツ)、清水、Wシドニー(オーストラリア)でプレーし、14年6月に札幌加入。19年8月~20年12月はJ2琉球に在籍。日本代表としてW杯3大会出場、国際Aマッチ56試合6得点。J1通算201試合29得点、J2は86試合9得点。175センチ、74キロ。

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