豊嶋亮太が王者・長浜陸に判定勝ち「チーム帝拳に王座持ち帰りたかった」

判定勝ちで、新チャンピオンとなった豊嶋亮太(左)
判定勝ちで、新チャンピオンとなった豊嶋亮太(左)

◆報知新聞社後援 プロボクシング第598回ダイナミックグローブ 東洋太平洋ウエルター級(66・6キロ)タイトルマッチ12回戦 〇豊嶋亮太 (判 定) 長浜陸●(16日、東京・後楽園ホール)

 挑戦者で同級12位、日本同級1位・豊嶋亮太(25)=帝拳=が王者・長浜陸(29)=角海老宝石=を3―0の判定で下し、新王者となった。帝拳ジムからの東洋太平洋王者誕生は帝拳ジムの東洋太平洋王者は2013年12月の同級・亀海喜寛以来。長浜は初防衛に失敗。戦績は豊嶋が13勝(8KO)2敗1分け、長浜が12勝(4KO)3敗1分け。

 7回、絶妙なタイミングで豊嶋の右ストレートがうなりを上げた。倒れ込む王者。「ここだと思った時に出たパンチ。練習でも同じタイミングで出ていたことがあって、強い相手に当てるにはどうしたらいいか、と、練習してきたことが試合で出ました」。4回までの中間採点は、1人が同点、残りは長浜、豊嶋と三者三様。5回以降、左カウンターやボディー攻撃でポイントを重ねた豊嶋は、7回のダウンにつなげた。

 王者も反撃に出て、9回には強烈な右で何度も挑戦者を追い込んだ。だが「自分は高速リターンと返しが得意。相手も頭脳派と言われ、負けたくなかった。相手のパンチの角度に対し、最適なパンチを返そうと思った」とひるむことなく前に出た。あえて距離を縮め、打ち合いにも応じた。スパーリングでは元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレスらに胸を借りた。担当はカルロス・トレーナーと、「子供の頃からの憧れだった」リナレス兄弟のサポートでつけた力と自信を大舞台で発揮した。

 勝負は判定へ。117―110、116―111、115―112と3―0の会心勝利だ。ベルトを肩にかけ「ベルト、やっぱりカッコイイですね」と笑顔。「カルロス・トレーナーとやってきたことができた、会心の勝利」と喜んだ。目標だった、帝拳ジムにベルトを持ち帰ることが実現した。「ジムでは今年最初の試合。先輩も後輩もみんな応援してくれた。チーム帝拳に王座を持って帰りたかった。これから出てくる後輩たちにつなげたかった」と豊嶋。「ボクサーファイターのオールラウンダーを目指している。世界をめざしてもいいと言ってもらえるようにならないと。今日はその第一歩になった」と笑顔で胸を張った。

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