里見香奈女流名人「自分のペースで」加藤桃子女流三段「旋風巻き起こす」…五番勝負開幕前に大涌谷で誓う

箱根の景勝地・大涌谷を訪れた里見香奈女流名人(右)と挑戦者の加藤桃子女流三段
箱根の景勝地・大涌谷を訪れた里見香奈女流名人(右)と挑戦者の加藤桃子女流三段

 将棋の「第47期岡田美術館杯女流名人戦」(報知新聞社・日本将棋連盟主催)五番勝負第1局が17日、神奈川県箱根町の「岡田美術館 開化亭」で開幕する。

 里見香奈女流名人(28)=清麗、女流王位、倉敷藤花=と、挑戦者の加藤桃子女流三段(25)は16日に現地入り。対局場では盤の位置を変えるなど、検分を入念に行い、静かに闘志を燃やした。

 取材撮影で訪れた箱根の名所・大涌谷では、冷たく強烈な風に驚きながらも、一個食べると寿命が7年延びるとされる名物・黒たまごを手に笑顔を見せた。

 硫化水素を含んだ噴気の影響で木は枯れ、山肌が赤茶けた地獄のような風景。訪れるのは初めてという里見女流名人は「映画に出てくるみたいで、すごく新鮮」。今年の五番勝負は自身の記録を更新する12連覇と、女流棋戦最多タイのタイトル通算43期がかかるが「挑戦者は勢いがあると思いますが、自分のペースで戦えたら」と平常心を強調した。

 一方の加藤女流三段は16回目のタイトル戦だが、女流名人は初挑戦。検分では「ここで対局するんだな、とありがたみを感じた」と女流で最も歴史のあるタイトルへの挑戦権の重みを表現し、「思いっきりぶつかって、旋風を巻き起こしたい」と、大涌谷で体に浴びた強風と重ねて決意を語った。

 なお、コロナ禍を鑑みて、第1局の有観客の大盤解説会は中止。女流名人戦では初めて、ユーチューブで解説会を配信する(午後1時30分~)。解説は屋敷伸之九段(48)、聞き手は鈴木環那女流三段(33)、室谷由紀女流三段(27)が務める。

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