グレート‐O‐カーンが天山広吉に見舞った世代交代モンゴリアンチョップ…金曜8時のプロレスコラム

グレート‐O‐カーン(左)が天山広吉にモンゴリアンチョップ(新日本プロレス提供)
グレート‐O‐カーン(左)が天山広吉にモンゴリアンチョップ(新日本プロレス提供)

 4日と5日に東京ドームで開催された新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 15」2連戦でプロレスのお正月は終わり、17日の後楽園ホール大会で2021年の新シリーズ「Road to THE NEW BEGINNING」が始まるが、6日に東京ドームシティホールで「NEW YEAR DASH!!」という大会があった。実は東京ドームシティ3連戦だったのである。

 メインイベントは10人タッグで、ドーム大会でIWGPヘビー級&インターコンチネンタルの2冠王になった飯伏幸太(38)の顔見せ後夜祭のような大会だったが、例のごとくリモート取材で新日本プロレスから送られてきた写真を見て、歴史的一枚を発見した。

 第3試合でグレート‐O‐カーン(29)が天山広吉(49)にモンゴリアンチョップを見舞っているシーンだ。O‐カーンは、ウィル・オスプレイ、ジェフ・コブとのTHE EMPIREとして、天山&小島聡のテンコジに辻陽太を加えたトリオと6人タッグで対戦。ここで新旧モンゴリアンチョップ合戦が繰り広げられた。

 モンゴリアンチョップは、1980年代に活躍したモンゴリアンキャラクターのキラー・カーン(詳細は自粛中)が日本に持ち込み、90年代からは天山の代名詞になっていた左右の頸(けい)動脈へのダブルチョップだ。

 O‐カーンが天山に逆水平チョップ、ハンマーパンチ。天山はヘッドバットからモンゴリアンチョップで反撃。さらにモンゴリアンチョップを放ったが、ブロックしたO‐カーンがモンゴリアンチョップ2連発。天山も意地のモンゴリアンチョップでダウンを奪った。天山のアナコンダバスターをO‐カーンが脇固めで切り返し、さらにモンゴリアンチョップをたたき込んだ。

 6人の攻防を経て、コブとO‐カーンが辻をリフトアップで持ち上げ、オスプレイがオスカッターという合体攻撃で、コブが辻を体固めでフォール(9分44秒)。この試合で天山は病院送りとなった。

 4日のドーム大会では棚橋弘至に17分13秒、ハイフライフローからの片エビ固めで敗れていたO‐カーンはTHE EMPIREの2021年初勝利に、一気にまくしたてた。

 「東京ドームで、みんな苦汁舐めて、EMPIRE立ち上げて、いまだロゴも何もねぇ。それが面白れぇじゃねぇか! あー、オマエら思ってんだろ、愚民ども! 今年は飯伏? 次はSANADAか? それとも、レインメーカー解禁したオカダ? 復活の兆しを見せた棚橋か! んなわけねぇだろうがよ! 我々は、進化する。たとえ今がスラムみてぇなとこでも、帝国を築く。東京ドーム、今日のことを覚えとけよ。臥薪嘗胆! この、憎しみを忘れない!」

 病院送りされながら、幸い大事には至らなかった天山も黙っていないだろう。モンゴリアンチョップ合戦は私の中では今年の焦点となりそうだ。(酒井 隆之)

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