【巨人】菅野智之、8億円で契約更改 日本球界最高年俸「身が引き締まる思い」

契約更改を終え、リモート取材に臨む巨人・菅野智之
契約更改を終え、リモート取材に臨む巨人・菅野智之
菅野の年俸推移
菅野の年俸推移

 巨人の菅野智之投手(31)が14日、契約更改に臨み、1億5000万円増となる推定年俸8億円の単年契約でサイン。佐々木主浩(横浜)と並ぶ6億5000万円から大幅増となり、球界最高年俸を更新した。NPBで前人未到の領域に達したエースは「身が引き締まる思いです」と決意。目標の20勝&日本一に向け「道半ば」「もっともっとパフォーマンスも上がると思っています」とさらなる進化を誓った。巨人は全選手が更改を終了した。

 日本プロ野球の歴史が塗り替えられた。推定8億円で球界最高年俸を大幅に更新した菅野は、その重みをかみしめた。「それだけプレッシャーもありますし、その金額に見合った活躍をしないといけないなと。身が引き締まる思いです」。米球団との現地交渉から9日に帰国。自主隔離期間のため、都内の待機先で書面のやり取りなどを通して契約更改し、その後のリモート取材で覚悟を示した。

 ポスティングシステムでメジャー移籍を目指して熟考し、残留を決断。これまで同様に1年勝負の意向で単年契約を結んだ。外国人も含めると03年の巨人・ペタジーニが年俸7億2000万円という例があるが、巨人への貢献度を最大限に評価され8億円を突破。8年間で通算101勝、最優秀防御率4度など実績抜群でも向上心は尽きない。

 「まだまだ道半ばだと思いますし、何一つ満足しているものはないです。まだまだパフォーマンスは上がると思いますし、成績的にも、もっともっと良くなると思っています」

 コロナ禍で120試合制だった昨年は、開幕投手から13連勝のプロ野球新記録を樹立して14勝2敗、防御率1・97で最多勝、最高勝率、MVP。腕から始動する新フォームで「平均球速も上がった」と進化した。143試合の今季は「20勝&日本一」を掲げる。12日には桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)が就任。背番号「18」の大先輩の教えを吸収して糧にする。

 「尊敬できる大投手ですし、ジャイアンツの18番を長く背負ってきた方。そういう方にしか分からない苦しみだったり、悩みもあると思う。僕もそういう悩みも少なからずあるので。早くお会いして、いろいろ話をしてみたいなと。すごくワクワクしています」

 メジャー球団と交渉していたことも考慮し、春季キャンプは独自にじっくり調整できるS班スタートを予定。2月6日に沖縄・那覇でキャンプインする。「日本一になれるチャンスを頂いたと思っているので、全てを前向きに捉えて今は目の前の日本一しか考えていないです」。日本球界最高年俸の責任感を胸に、貪欲に上を目指す。(片岡 優帆)

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