「どうして笑うんだ?」Cロナウドが守ってあげた少年、高校サッカーで日本一に…当時の神対応を改めて読む

14年7月、Cロナウド(右)から声をかけられる岩岡遼太
14年7月、Cロナウド(右)から声をかけられる岩岡遼太
11日の高校サッカー選手権決勝に勝ち優勝した山梨学院イレブン
11日の高校サッカー選手権決勝に勝ち優勝した山梨学院イレブン

 全国高校サッカー選手権で優勝した山梨学院MF岩岡遼太(3年)がいま、約6年半前の「Cロナ神対応」をめぐりネットで話題となっている。

 14年7月。C・ロナウドに一生懸命考えて練習したポルトガル語で震える声で質問をした少年がいた。当時、小6だった岩岡だ。その質問のポルトガル語が流ちょうでなかったため、報道陣から笑い声が上がった。するとC・ロナウドは「どうして笑うんだ?  彼のポルトガル語は素晴らしいよ」と守った。この一件は“神対応”として当時大きな話題となった。

 その後、16年にクラブW杯でCロナウドが来日した際に岩岡は「高校選手権に出られる選手になりたいです。その後の目標は…プロです」と語っていた。

 そして高3の冬、高校選手権に2試合出場し、日本一をつかみ取った。ネットで話題を呼んでいる当時の記事を再掲する。(16年12月18日掲載。年齢、所属先などは当時)

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 18日のサッカー・クラブW杯決勝で鹿島アントラーズと世界一を争うRマドリード(スペイン)のC・ロナウド(31)の勇姿に、誰よりも熱い視線を注ぐ少年がいる。一昨年、イベントで対面したロナウドの“神対応”で話題になった東京・八王子市の中学2年生・岩岡遼太さん(14)は「今まで生きてきた中でいちばん大切な思い出です」と語る。

 2014年7月、健康美容器具のPRで来日したスーパースターに、1万人以上の応募の中から質問の機会を得たのが当時小6の岩岡さんだった。「本当に現実だったのか、今でも分からなくなる時があります」。通訳付きと分かっていたが「挑戦する気持ちで」ポルトガル語で質問を考え、何度も何度も練習した。

 当日、向かい合ったロナウドに「僕の夢はサッカー選手になることです。どうしたらいいかアドバイスを下さい」と震える声で尋ねた。当然、流暢(りゅうちょう)ではなかったため、報道陣から笑い声が上がった。すると、ロナウドは鋭い視線を向け「どうして笑うんだ? 彼のポルトガル語は素晴らしいよ」とたしなめた。会場が静まり返る中で「信念を持ち、努力し、チャンスを逃さないことだよ」と助言し、岩岡さんの肩を抱いた。「後でロナウドさんが『どうして笑うの?』って言ってくれたと知って、なんて優しい人なんだろうって…。すごくうれしかったです」。壇上でサインをもらったTシャツと写真、読み上げたメモは額装して飾っている。

 現在は強豪クラブ「FC多摩」に所属し、センターバックとしてサッカー漬けの日々を送っている。18日の決勝は練習後にテレビで観戦する。「高校選手権に出られる選手になりたいです。その後の目標は…プロです」。憧れの人の影響で、毎日の腕立て伏せは欠かしていない。ロナウドに会ってから、夢は目標に変わったのだ。(北野 新太)

14年7月、Cロナウド(右)から声をかけられる岩岡遼太
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