大阪のシンボル、通天閣が午後8時に消灯…緊急事態宣言で外出自粛を考慮

緊急事態宣言を受け、ライトアップを午後8時に消灯した通天閣
緊急事態宣言を受け、ライトアップを午後8時に消灯した通天閣

 大阪府に緊急事態宣言が発令されたことで、シンボルマークとして親しまれている通天閣(大阪市浪速区)では、日没から午後11時まで行っていたライトアップを、13日から当面の間、午後8時に消灯することを発表した。大阪府から示された飲食店舗への午後8時までの営業時間短縮要請や、大阪府民の午後8時以降における外出自粛を考慮しての措置。

 通天閣では、昨年12月3日に大阪府独自の「大阪モデル」指標による非常事態を示す赤信号を点灯。飲食店が午後9時までの時短要請を受けた12月中も、午後11時までの点灯を午後9時に消灯していた。その時間をさらに1時間早める消灯。この日は赤色点灯だけでなく、医療従事者への感謝を示す青色点灯を交互させ、午後8時ちょうどにブルーライトが消えた。通天閣観光株式会社の高井隆光社長は「府民の方に危機意識を持ってもらうために赤をつけていますが、ランドマークとして午後8時ですよと帰宅を促すためにも消灯することを決めました」と話した。

  • 大阪のシンボルマークとして親しまれている点灯中の通天閣
  • 大阪のシンボルマークとして親しまれている点灯中の通天閣

 高井社長は現在の通天閣周辺の雰囲気について「店の呼び込みする人も少ないし、インバウンドの観光客も来ないので閉まっている店も増えてきた」と街の灯が消えている現状を憂いた。1956年から続いていた干支(えと)の引き継ぎ式も中止。2月に行われる毎年恒例の豆まきについては「お客さまがどうしても密になるが、厄よけ祈願でやりたい思いはある。豆まきも新様式スタイルで、福豆配りといった形で密にならないように配慮した形でできれば」と話した。

 ◆通天閣の過去の主な消灯 1995年の阪神淡路大震災時に約1か月、11年3月11日の東日本大震災時に約2か月にわたり鎮魂のため全面消灯を実施。また、オイルショックに伴う省エネ対策として、74年から76年まで2年間全面消灯した。その他、ネオン広告のメンテナンス工事、省エネや地球温暖化防止の啓発など環境に配慮したキャンペーン時に随時全面消灯を実施している。

緊急事態宣言を受け、ライトアップを午後8時に消灯した通天閣
大阪のシンボルマークとして親しまれている点灯中の通天閣
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