【卓球全日本】初戦突破の上田仁、コロナ禍で棄権者続出も「答えはない」 プロ選手として戦い抜く覚悟

男子シングルス ショットを放つ上田仁
男子シングルス ショットを放つ上田仁

◆卓球 全日本選手権 第3日(13日、丸善インテックアリーナ大阪)

 男子シングルスで18年W杯団体戦銀メダルの上田仁(29)=岡山リベッツ=が初戦を突破した。1回戦でジュニアの有望選手・萩原啓至(愛工大名電中)とのフルゲームの接戦を制した。

 上田は東京五輪代表を目指して実業団を退社し、18年3月からプロ転向。選考レースに挑んだが、19年秋に体調を崩し、医師の診断で休養を勧められ、試合から約1年遠ざかった。全日本選手権も昨年は参加を見送り、2年ぶりの出場だった。試合前に「楽しもう」とテーマを掲げたが、競った展開となり「内容的に楽しめなくて、いっぱいいっぱいだった。初戦に勝ててホッとしています」と苦笑いで振り返った。

 今大会はコロナ禍で開催を迎えた。大阪では14日から緊急事態宣言も発令されるが、日本協会では開催を継続する方針だ。1人の選手として複雑な感情はあるというが「非常に難しい判断だとは思いますが、コロナ禍の中で大会を行う前提で対策をして開催されている。開催された以上は、(プロ選手として)卓球が仕事なので、そこで自分が出ることは一つの職務かなと思う」と決意を込める。

 一方で古巣の実業団・協和キリンのメンバーなど、この日までに44選手が棄権を届け出ている。「企業や選手が出ない判断も素晴らしいと思いますし、だからといって出た選手がどうかというのはまた違う。これに関して答えはない。大会で感染者を出さないようにすることも選手の務めだと思います」と14日以降の戦いへ気を引き締めた。

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