明瀬山と宇良がそろって4連勝…徳勝龍の幕尻優勝から1年、今年も初場所は木瀬部屋旋風

宇良(右)が押し出しで東白龍を破る(カメラ・佐々木 清勝)
宇良(右)が押し出しで東白龍を破る(カメラ・佐々木 清勝)
明瀬山(右)が寄り切りで翠富士を下す
明瀬山(右)が寄り切りで翠富士を下す

 木瀬部屋勢の2力士が幕内と十両の土俵で存在感を見せている。28場所ぶりに幕内に復帰した西前頭16枚目・明瀬山は、同14枚目・翠富士との全勝対決を制して4連勝。昨年11月場所に再十両で、今場所が関取復帰2場所目となる東十両10枚目・宇良も無傷4連勝とした。昨年初場所は同部屋の徳勝龍が幕尻&再入幕優勝を果たした。同じ新春の土俵で木瀬部屋勢が奇跡を起こす。大関・貴景勝は自己ワーストタイの初日から4連敗。朝乃山、正代のカド番の両大関は安泰だった。

 “荒れる初場所”の主役に、35歳のベテランが名乗りを上げる。28場所ぶりに再入幕を果たした明瀬山は、今場所新入幕の翠富士との一番。立ち合いから右の前みつ、左も差すと、相手得意の肩透かしを警戒。じっくりと重い腰で寄り切り、59秒4の相撲を制した。初日から4連勝。「とてもうれしいです」と、素直な思いを口にした。

 2008年初場所で初土俵。関取としては39場所目を数えるが、幕内の土俵は2場所目だ。学生相撲出身としては史上4位のスロー記録で新入幕だった2016年春場所は、4勝11敗。今場所、約5年の時を経て同じく史上4位の“スロー再入幕”を果たした。

 木瀬部屋といえば昨年の初場所で、徳勝龍が33歳で幕尻から初優勝を果たした。初場所は昨年まで、5年連続で初優勝力士が誕生している。好調の理由を「分からないですね」とするも、既に三役以上では全勝はいない。初賜杯に向け、十分ダークホースとなり得る。

 十両の土俵では、同じく木瀬部屋で2度の右膝手術を乗り越え、関取に復帰した業師・宇良も初日から4連勝を挙げた。明瀬山の活躍について「兄弟子のことをどうこう言うのは得意じゃないので」と謙そん。「自分は自分でやっているので…。この調子で(連勝を)伸ばしていきたいなという気持ちだけですね」。十両優勝、そして17年九州場所以来の幕内復帰に向けて意気込みを語る。

 明瀬山の5日目の相手は、期待の若手の豊昇龍。今場所に入り、自身の取組や翌日の相手の相撲を動画で研究しているというベテランは「いつもと同じ感じ。よく食べて、よく寝るくらいです」と平常心を強調した。初日の幕内土俵入りを終えて「ピリピリ感が違う」と振り返っていたが、土俵で見せているベテランの味。昨年に続き、木瀬部屋旋風を巻き起こす。(大谷 翔太)

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