栗原慶太が打倒・井上拓真に自信「何ラウンドでもいいから倒して勝つ」

計量を一発クリアした王者・栗原慶太(左)と挑戦者・井上拓真(大橋ジム提供)
計量を一発クリアした王者・栗原慶太(左)と挑戦者・井上拓真(大橋ジム提供)

◆プロボクシング 東洋太平洋バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 栗原慶太―井上拓真(14日、東京・後楽園ホール)

 東洋太平洋バンタム級タイトルマッチの前日計量が13日に行われ、王者・栗原慶太(28)=一力=はリミットから100グラムアンダーの53・4キロ、挑戦者で元WBC世界同級暫定王者・井上拓真(25)=大橋=はリミットで、ともに一発クリアした。すでに両者は12日に新型コロナウイルスのPCR検査を受けており、共に陰性だった。戦績は栗原が15勝(13KO)5敗、井上が13勝(3KO)1敗。

 計量後、リモートでの記者会見に応じた栗原は「コンディションはバッチリです。昨年は全然試合ができず、1年2か月ぶりの試合。ブランクへの不安はないし、非常にワクワクしている」と2度目の防衛戦に向け、言葉に力を込めた。

 世界ランクではIBF4位という王者だが「拓真選手は元WBC暫定王者。完全に格上。防衛戦の意識はなく、僕の方が挑戦者という感じ」と気負いは見せない。そのうえで「KOは狙っていく。何ラウンド目になっても倒して勝てばいい」と言い切った。

 コロナ禍においては免疫力を下げないように、あえて追い込んだ練習はせず、ディフェンスなど技術面の強化を図った。WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M・T)、WBOインターコンチネンタル・ライト級王者・中谷正義(帝拳)ら世界を舞台に活躍した“ダブル中谷”の活躍には刺激を受けたそうで、とりわけ世界王者の、スキルの高さに目を奪われたという。「接近戦とかのスキルがメチャクチャ高度だなと。勉強になると思った」

 IBFの現世界王者は、井上拓真の兄・尚弥(大橋)。「僕のイメージですが、尚弥選手は世界王者と戦う選手。だから、僕が戦うには、どこかの団体の世界王者にならないといけないと思っています。そういう機会があれば」と栗原。再起を目指す挑戦者を返り討ちして、その先にある大きな夢を目指す。

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