ニッポン放送の檜原麻希社長(59)の定例会見が13日、オンラインで行われた。
新型コロナとの闘いに終始した昨年について「上期も下期もコロナの影響が非常に大きく、スポンサーの撤退など厳しい状況がありました。これからの4半期も決して楽ではない」と率直に明かした上で「今年はラジオにとって、変化を恐れず、新しい風を吹かせる大転換の1年になるのではと思っています。コロナ禍の昨年、ラジオのリスナーは増えたと実感していますし、コロナの中、生き残りをかけて変わるものを見極めていきたいと思います」と続けた。
同局では、コロナ禍の番組制作として、スタジオの副調整室のスタッフ数を最少人数プラス2人までとし、緊急策としては、パーソナリティーの自宅からのリモート出演などの形も検討。檜原社長は「去年の4月にプロ野球が放送できなかった時もその他の番組編成で音声だからこその放送ができた。リスナーと一緒に楽しい時は楽しくというのを忘れないという形が支持されたと思っています。今年もその形を継続したいと思います」と話していた。