◆卓球 全日本選手権 第3日(13日、丸善インテックアリーナ大阪)
ジュニア男子で前回準優勝の松島輝空(13)=木下グループ=が8強進出を決めた。5回戦で原田春輝(福岡・希望が丘高)を3―1で下した。
原田とはこれまで「3回ぐらい」対戦し、一度も勝ったことがなかった。カットマンの主戦型とは試合をする機会も少なく「苦手意識はあります」と明かす。この日も第1ゲームを先取される苦しい展開だったが「このままじゃ勝てないと思って、打ちミスが多かったので、焦らずゆっくりいこうと切り替えました」。相手のカットを落ち着いてコースに打ち分け、逆転勝ちにつなげた。
14日は準々決勝から決勝までが行われる。中1の松島が制すれば、張本智和が中2で打ち立てたジュニア男子の最年少優勝記録を塗り替える。ただ、準々決勝は篠塚大登(愛工大名電高)と対戦する。これまで3度ほど対戦し、未勝利の相手だ。「1球1球焦らず、自信を持ってプレーをしたい」と足元を見据えた。