【楽天】ドラフト3位・藤井聖投手『MAJOR』になる!

室内練習場にはられたネットを目がけて投げ込む楽天・藤井
室内練習場にはられたネットを目がけて投げ込む楽天・藤井

 楽天のドラフト3位・藤井聖(まさる)投手(24)=ENEOS=が12日、“メジャー級”の成長を誓った。満田拓也氏の野球漫画『MAJOR』の主人公・茂野吾郎に憧れを抱く150キロ左腕は「茂野吾郎のようになれたら。しっかり三振を取れるパワーピッチャーになりたい」と野望を明かし、剛腕襲名を目指す。

 新人合同自主トレ第1クール最終日を終えた藤井は、壮大な“野望”を明かした。アニメ好きが高じて出会った『MAJOR』の茂野は最速165キロを投じる剛腕。主役に強い憧れを持ち、藤井自身も150キロを誇る同じ速球派で、「茂野吾郎のようになれたら。(茂野の)球速は異次元なので目指していませんけど、しっかり三振を取れるパワーピッチャーになりたい」とヒーロー級の成長を思い描いた。

 東洋大の同級生にはDeNAの上茶谷大河、ソフトバンクの甲斐野央、中日の梅津晃大の3人がいる。4年時には周りのレベルの高さを感じ、壁にぶち当たった。この頃に読んでいて心に刺さったのが、日本代表の守護神だった吾郎が挫折から脱却する場面だった。米国とのW杯決勝でサヨナラ弾を浴びて敗戦。どん底の状態から野球への情熱を取り戻すシーンに感銘を受けたといい、「野球を始めた本来の理由は『野球が楽しいから』ということに(茂野が)気づいたシーンがあるんですけど、本当にそう思った」と共感。「何を悩んでいたのかと思った」と藤井自身も、この“バイブル”のお陰で立ち直り、再び野球と向き合うことができたという。

 新人合同自主トレ初日から率先して声を張り上げ、笑顔で他のルーキーズを盛り上げてきた。「一番、年上ですし、高校生は6つ下。どうしても気を使うと思うので、気を使わせないように練習をやらせてあげたい。そういう環境作りをしようと思った」。常に前向きで仲間思いの姿勢は、茂野に通じるものがある。

 休日を挟んで14日からは第2クールが始まる。「これから徐々に出力を上げていければ」。藤井の夢物語は始まったばかりだ。(長井 毅)

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