【プラスα】ポジション専門性高く先発15人+リザーブ8人の23人集めるのは難しい…ラグビー界コロナ禍

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 ラグビー・トップリーグ(TL)は12日、新型コロナウイルスに感染した選手らが多数出たため、開幕節の16日・トヨタ自動車対サントリー、17日・リコー対キヤノンの2試合を中止すると発表した。陽性者の人数はトヨタ自動車が13人、サントリーが7人、キヤノンが24人。さらに東芝でも選手2人の陽性者が判明し、合計46人に上った。太田治チェアマン(55)は緊急オンライン会見で、他チームの検査結果を注視する考えを示した。

 大所帯、身体接触、密など、ラグビーの競技特性は多くの集団感染リスクをはらむ。1チームは選手50~60人、スタッフ20人と多く、全体練習となれば30人以上が同時にグラウンドに立つ。約1週間かけ相手の対策、戦術を共有するためミーティングは欠かせない。細心の注意を払っていても、1人感染者が出れば広がり、濃厚接触者が多く出る可能性は高まる。

 先発15人+リザーブ8人の計23人をそろえるのは容易ではない。特に専門性が高い両プロップ、フッカーは通常2人ずつ登録され、練習をしていない選手がスクラムの第1列に入ることは認められていない。感染者、濃厚接触者が一定のポジションに集中した場合、チームが組めなくなる。

 試合はほぼ毎週だが、検査義務は2週に1回。知らぬ間に感染が広がる危険性もある。19年W杯で日本が8強に進出した後、新型コロナにほんろうされた“空白の1年”を経ての再始動は、さまざまな困難が待ち受けている。(ラグビー担当・大和田 佳世)

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