川内優輝、コロナ禍のロードは“無言の応援”を提案「実態に合わせてルール作りすることが大事」 今月末には日本新アシスト挑む

法大のオンライン授業にゲスト出演した男子マラソンの川内優輝
法大のオンライン授業にゲスト出演した男子マラソンの川内優輝

 プロランナーの川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=が12日、法大スポーツ健康学部「スポーツ取材論」(講師=増島みどり氏)のオンライン授業にゲスト出演。新型コロナ禍で開催されるロードレースでの「観客問題」について、私見を述べた。

 1月2、3日の箱根駅伝では、沿道や中継所、発着点での観戦自粛が強く求められた中、約18万人が応援に訪れた。2020年大会の121万人からは大幅に減ったとはいえ、多くの人出があったことが議論を呼んだ。川内は「公道を使うので、完全封鎖は無理。実態に合わせてルール作りすることが大事だと思う。例えば、声を出さないとか、応援ボードを掲げるだけとか。密集しても、紙に書いたりやボードを掲げたりするだけの応援なら影響は少ないと思う」と“無言の応援”のルール化を提起した。

 首都圏では、2度目の緊急事態宣言が発令された。政府はテレワークなどを推奨するが、公共交通機関の完全ストップには踏み切っていない。朝晩のラッシュ時には、通勤客で変わらず混雑が続いている。「密集でいえば、(沿道応援より)通勤列車の方が密で、それ(沿道での無言の応援)がダメなら通勤列車だって全部止めないといけなくなる。一律に全部禁止という不可能なことをするより、現実的なルール作りが必要ではないか」と指摘した。

 川内は、今月31日に行われる大阪国際女子マラソンでペースメーカーを務める。東京五輪代表に内定している前田穂南(天満屋)、一山麻緒(ワコール)が出場を予定しており、日本記録(野口みずきさんの2時間19分12秒=2005年)更新が期待されている。川内は、同大会に参戦する妻の侑子さんと練習しながら、順調にペースメーカーとしての調整を続けている。「基本的には日本記録を切るペースでいくように求められている。五輪(開催)は不透明でも、大阪の記録は残る。日本記録ができれば、本人達の今後の自信になる。何とかして目的を達せられるように、チームジャパンとして頑張っていきたい」と決意を込めていた。

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