【巨人】桑田真澄氏、コーチ招へい!15年ぶりに復帰…近日中に正式発表

昨年のキャンプのブルペンで、井上(左手前)の投球練習を見つめる(右から)原監督、桑田氏、阿部2軍監督
昨年のキャンプのブルペンで、井上(左手前)の投球練習を見つめる(右から)原監督、桑田氏、阿部2軍監督
89年の開幕戦、完投勝利した桑田(右)と2本塁打を放った原辰徳がお立ち台で握手
89年の開幕戦、完投勝利した桑田(右)と2本塁打を放った原辰徳がお立ち台で握手
18年のOB戦で登板した桑田氏
18年のOB戦で登板した桑田氏
桑田真澄氏の年度別投手成績
桑田真澄氏の年度別投手成績
意見交換する桑田氏(左)と原監督
意見交換する桑田氏(左)と原監督

 巨人が今季の投手部門を担当するコーチとして、桑田真澄氏(52)を招へいすることが11日、分かった。すでに条件面でも合意に達していると見られ、近日中にも正式に発表される。卓越した技術と野球理論を誇り、早大大学院、東大大学院にも通うなど知性派として知られる桑田氏。学生などへの指導経験は持つが、NPBでの指導は初となる。06年に退団して以来、15年ぶりに巨人復帰を果たすレジェンドには、豊富な経験を還元する役割が期待される。

 巨人軍における21年最初の超サプライズ人事だ。今季から桑田氏を投手部門のコーチとして招へいすることが判明した。キャンプなどでの“臨時職”ではなく、通年でのコーチとして招く。06年限りで退団していた古巣に、15年ぶりに復帰を果たすことになる。正式な肩書と背番号こそ現在、最終調整段階にあるというが、球団のレジェンド右腕が再びYGマークのユニホームに袖を通す瞬間は、ファン待望でもあるだろう。近日中に正式発表となる見込みだ。

 当然、桑田氏に期待される役割は、その卓越した投球技術、野球理論、経験を広くチームに還元することだ。その実績はもはや言わずもがな。大阪・PL学園高時代は5季連続で甲子園に出場し、春夏合わせて2度の優勝、2度の準優勝に輝いた甲子園の申し子。学制改革後最多の20勝をマークし、85年ドラフト1位で巨人入り。入団から06年限りで退団するまで、エースナンバーである「18」を球団史上最長となる21年間背負い続け、通算173勝(141敗)、最優秀防御率2度、MVP、最多奪三振、沢村賞を各1度受賞した。95年には右肘手術し、1年以上のリハビリを経て97年に奇跡の復活を果たすなど、酸いも甘いも経験してきた男だからこそ、選手に寄り添った指導が期待できる。

 08年3月、パイレーツで現役を引退後は様々な方法で野球を勉強し続けてきた。スポーツ報知で評論家を務め、独自の視点での解説に好評を博した。その傍ら、09年から早大大学院スポーツ科学研究科の修士課程トップスポーツマネジメントコース(1年制)で学び首席で卒業。14年4月からは東大大学院総合文化研究科に在籍し、投球フォーム、打撃フォームの研究、動作解析などにいそしみ、現在も東大大学院特任研究員を務めている。

 指導者としても13年1月から14年末まで東大野球部の特別コーチを務めた。実技と講義を交えた指導で、学生に野球を「考える力」を植え付けた。14年2月からは長男・真樹さんが在籍した桜美林大でも特別コーチとして並行して指導。指導者講習会も開催するなど、野球の裾野拡大に尽力してきた。

 原監督とは現役時代にそれぞれ「4番」「エース」としてチームの顔を担った。今年は指導者として、今季のリーグ3連覇、そして悲願の日本一奪回へ、がっちりとタッグを組む。

 ◆桑田 真澄(くわた・ますみ)1968年4月1日、大阪府生まれ。52歳。PL学園高1年夏の甲子園に出場して優勝。2年春、夏は準優勝、3年春は4強、夏は優勝と5季連続出場を果たした。甲子園通算20勝3敗は48年学制改革後最多。85年ドラフト1位で巨人入り。最優秀防御率2度、MVP、最多奪三振、沢村賞を各1度受賞。2006年限りで巨人を退団。07年にパイレーツでメジャーデビュー。08年3月に現役引退。PL学園硬式野球部OB会長。右投右打。

昨年のキャンプのブルペンで、井上(左手前)の投球練習を見つめる(右から)原監督、桑田氏、阿部2軍監督
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18年のOB戦で登板した桑田氏
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