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【京成杯 今週のキーマン】西園調教師、タイソウで「クラシック意識」

夢膨らむタイソウの鼻面を優しくなでる西園調教師(カメラ・高橋 由二)
夢膨らむタイソウの鼻面を優しくなでる西園調教師(カメラ・高橋 由二)

◆第61回京成杯・G3(1月17日・芝2000メートル、中山競馬場)

 今週から小倉が始まり、3場開催に。中山では、クラシックを目指す3歳馬が覇を競う第61回京成杯・G3が17日に行われる。「今週のキーマン」は、モーリス産駒のタイソウを送り出す西園正都調教師(65)=栗東=。皐月賞2着だった重賞5勝のサダムパテックを引き合いに、期待の大きさを語った。

  ―タイソウの新馬戦は2番手から上がり最速の末脚で3馬身差の快勝でした。

 「乗りやすくて癖がない。ゲートも上手で勢いをつけたら一気に加速してくれる。近代競馬に一番必要な力を兼ね備えているね。見た目は四白流星【注1】でインパクトがある。新馬戦は片ムチしか使ってないから、まだ余力があった。競馬の後のほうが気合が乗っていい感じだよ」

 ―1週前は栗東・CWコースを6ハロン81秒3―11秒9でウエスタンスパーダ(3歳未勝利)に追走先着しました。

 「完歩が大きいから速く見えないけどすごい時計が出る。体重約60キロの助手が乗って馬場の大外を回って、ラスト1ハロンのこの時計はなかなか出ないからね」

 ―公式の馬名の由来は「大層。はなはだしいさま」。他の意味も?

 「中国の小説の『水滸伝』の登場人物の戴宗(たいそう)からとったそうだよ。足が速くなる道術の使い手で、速く走ってほしいという思いが込められているみたい」

 ―2戦目に京成杯を選択しました。

 「操縦性がいいから中山2000メートルはちょうどいいと思う。この後は(報知杯)弥生賞(ディープインパクト記念=3月7日、中山)から皐月賞(4月18日、同)のローテを組みたい。ここ何年かは見たことがないスケールのある馬だから大事に育てていきたい。クラシックを意識させるのはサダムパテック【注2】以来かな。期待しているだけの結果を出してほしいし、やれる馬だと思っているよ」

【注1】4本の脚元が白く、額の星(白斑)が鼻筋に流れているさま。

【注2】11年の皐月賞を1番人気で2着。3冠馬オルフェーヴルに敗れた。その後、12年のマイルCSを勝つなど重賞5勝。

 ◆西園 正都(にしぞの・まさと)1955年12月29日、鹿児島県生まれ。65歳。騎手時代に303勝。97年に調教師免許を取得し、98年に栗東で開業。JRA通算7173戦589勝(11日現在)。重賞はG1・4勝を含む29勝。

 <取材後記 600万円低評価も期待大きい>タイソウは1歳時の北海道セプテンバーセールで600万円と低評価だった。「新馬戦の9頭立てのなかで(セール出身では)一番、安かった。勝ってしまうのだから面白いよね」と西園師。姿を重ねるサダムパテックも09年1歳セレクトセールで1200万円だったが、約4億円稼いだ。「それくらい走ってくれる可能性は秘めている」と大きな夢を抱く。

 取材では気さくに、丁寧に答えてくれる優しい人柄。血統馬ばかりではないものの、毎年コンスタントに勝ち星を重ねる有力厩舎だ。これまでJRAのG1・4勝を誇るが、クラシックには縁がない。「定年まであと5年を切った。もう最後のチャンスかもしれない」と力を込める。“たいそう”な活躍のためにも、まずは重賞で好走したいところだ。(牟禮 聡志)

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