11日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)では、感染が拡大する新型コロナウイルスについて特集した。
番組では、政府の新型コロナウイルス対策分科会(尾身茂会長)の委員で東北大学の押谷仁教授が記者会見で、東京都で新規感染者数が2000人を超えている感染状況について「疫学的に見ると非常に異常な増え方をしている。ベースラインが1000未満だったものが10日以内に2000を超えることは普通に考えると考えにくい」と述べたことを報じた。
この発言にリモート出演したコメンテーターで俳優の石原良純は「分科会の専門家の人が『異常な増え方』だというのはおかしいと思う」と指摘した。
さらに「だってある種の専門家の方が指数関数的に増えるっていうことをずっと前から言っていた。来たるべきっていうのはこういうふうに気温が下がってきた時って分かっていたことじゃないですか、再三。それが今まで専門家の方が大丈夫だ、大丈夫だって言っていた」とし、感染者が増えたことは「その要因が若い人が検査を受けてきたって。果たしてそうなんだろうか。やっぱりここは、根本的にコロナに対する対応がこのままじゃ間違っているんだって。じゃぁ何をしなければいけないんだって考えるところに来てるはず」と指摘した。
その上で「分科会の方が異常な数字だって、流してしまうのは僕にはどうにも解せない。今、本当に考え直さないと、今、入り口なんじゃないかなって思う」とコメントしていた。