初のA1級として臨む今大会。その肩にかかる重圧は今まで以上に大きくなるが、「あんまり意識すると空回りしちゃうと思うので…。気負わずにいつも通りの感じでいこうと思います」とあくまで平常心を口にした。
昨年はレディースチャンピオンで優出を果たす(4着)など飛躍の年となった。21年はさらなる結果を期待したいところだが、「今年は後厄なんですよ(笑い)。だからケガしないように気をつけて走ります」と、ここでも淡々とした口ぶり。それでも、トーナメント初戦の9Rには確かな意気込みを感じさせる。「6号艇の馬袋さんが前付けに来るかも知れないですよね。深いところも練習したんで、抵抗するかもしれません」
14年12月の初優勝が完全V(からつ)など、秘めた爆発力は天下一品。西高東低が続く女子ボート界、関東のエースとして覚醒するためにまずは今年最初のレースで大暴れだ。(角田 晨)