土井裕泰監督、作品愛がつないだ報知映画賞作品賞

土井裕泰監督
土井裕泰監督

 第45回の報知映画賞で作品賞に輝いた映画「罪の声」を手がけた、土井裕泰監督(56)。重厚な邦画作品として評価され受賞したが、そこに至るまでには、作品への愛が詰まっていた様に思える。

 原作は、35年前に起きた昭和最大の未解決事件を題材にした、塩田武士氏の同名小説。フィクションとノンフィクション、過去と現在を往来する骨太な物語だ。

 監督はインタビューで「今までで最高難易度の作品。でも、僕ひとりで戦っていたわけではない。スタッフ、キャスト、全員の総力戦でした。(脚本の)野木亜紀子さんとの打ち合わせは12時間に及ぶこともありました」と語った。だがそれ以上に、原作に対して「着想が素晴らしい。あっという間に読み終わり、鳥肌が立った。フィクション部分が事件とうまくトレースされていて、事実とフィクションの見分けが付かないくらいでした」と感嘆していた。

 特に苦労したのは、400ページ以上ある原作を、映画作品として約2時間に収めることだったという。徒事を振り返った土井監督は「途方に暮れました…。ただかいつまむだけでは面白さが伝わらないと思ったので。そこを可能にしたのが、脚本、キャスト、スタッフの力でした。心から、この作品作りはチーム戦だったと思います」と、携わった全員の作品に向かう熱量と愛に感謝していた。

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