南野決勝弾アシスト 交代直前ラストタッチで得点に絡む…クロップ監督も及第点

リバプールの南野(ロイター)
リバプールの南野(ロイター)

FA杯第3回戦(1月8日・英国バーミンガム/ビラ・パーク)アストン・ビラ1-4リバプール

 同カードとなった昨季の準々決勝では、リバプールがクラブW杯に出場したため、トップチームの選手がカタール入りし、ユースチームが出場。アストンビラの一軍相手に5-0負けを喫したが、今季は新型コロナウイルスの影響で、状況が完全に入れ替わった。

 アストンビラは一軍選手全員が自主隔離状態となりU-23のリザーブチームから7人、さらにU-18のユースチームから4人を引き上げて先発イレブンを構成。平均年齢18歳のチームでリバプールに挑んだ。

 クリスタルパレス戦以来出場機会がなかったリバプールの南野が先発。試合開始直後の前半4分の段階でマネがヘディングで先制して、ゴールラッシュを予感させる幕開けとなり、南野のゴールも期待された。だが、この後アストンビラのヤングチームが必死の守りを見せてリバプールの決定機が生まれず。逆に前半41分に、ゴールキックからのカウンターでアストンビラの17歳バリーが見事な同点弾を決めて、前半を1-1で折り返した。

 この展開には試合後クロップ監督も苦笑い。「アストンビラの少年達が組織的に守り、よくやったと思う。しかし1点を先制してからプレーのスピードが足りなくなり、動きも落ち、プレーすべきスペースを作れなかった」と前半を振り返ると「これはサッカーの(技術的な)問題。ハーフタイムにしっかり矯正して後半は見違えた」と話した。

 その”見違えた後半”南野がキラリと輝いた。まずは試合再開後すぐの後半4分、この試合初のシュートを放つ。左サイドでボールを持ったサラーがゴールを背にした南野の足元にスルーパス。このパスを足元に収めた瞬間、日本代表MFが切れのあるターンを見せ、そのまま左足でボールを巻き込むようにシュート。しかしボールをしっかり捉えた瞬間、南野の足元にアストンビラDFが飛び込み、惜しくもこのシュートはブロックされた。

 そして交代間際の最後のタッチで得点に絡んだ。後半15分、エースFWサラーが左サイドからドリブルで中央に切れ込み、ゴール前にいた南野にパスを送る。この時またも南野はゴールを背にしていたが、このボールを素早く正確にさばいて、中盤から飛び込んできたワイナルドゥムの足元へ送る。オランダ代表MFは、ゴール右隅に完璧にコントロールしたシュートを右足で放ち、勝ち越し。南野はこのプレーを最後に、フィルミーノと交代した。

 南野がアシストしたワイナルドゥムの決勝弾後、リバプールはマネとサラーがさらに加点。結果的には4-1の大勝となり、1年前のリーグ杯準々決勝のリベンジを果たした形になった。

 クロップ監督も後半の南野のプレーに関しては「ラインの中間に入り込み、ライブリー(生き生きとした)な動きだった」と及第点のコメント。トップ下がベストと見られている日本代表MFを3トップの左サイドで起用したことについては「サディオ(マネ)を中央にして、タキのためにスペースを作るつもりだった。彼は相手のラインの中間でプレーして危険な選手。今日はビッグチャンスは訪れず、左サイドでプレーしたが、それでも自分の得意な形が作れる選手だ」と語り、今後も南野を複数のポジションで起用することを示唆していた。

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