静岡商高の元エース・田所善治郎さん死去 1952年センバツで全試合完封V

スポーツ報知
1957年に15勝をマークするなどプロ通算56勝を挙げた田所さん

 元プロ野球・国鉄(現ヤクルト)投手で、1952年センバツ高校野球大会で静岡商高のエースとして初の全国制覇に導いた田所善治郎さんが6日、腸間膜動脈閉塞症のため静岡・焼津市内の病院で死去した。86歳だった。センバツ史上3人目の全試合(4試合)完封で優勝に貢献した伝説の名投手が、この世を去った。

 田所さんは、焼津市出身。高校卒業後、国鉄に入団した。当時、エースだった400勝投手の金田正一にかわいがられ、「変化球の握りは、すべて教わった」と生前、語っていた。57年には開幕投手に抜てきされ、その年、自己最多の15勝をマーク。生涯成績は通算12年で56勝83敗だった。現役引退後は、国鉄でコーチを務めた。晩年は、故郷で少年野球チームの代表として後進の指導にあたっていた。

 高校のひとつ後輩で、専大などで監督を務めた望月教治さん(85)は「さみしくなりました」と、先輩の死を悼んだ。「焼津中から一緒にプレーした仲。温厚でおとなしかった」と、人柄をしのび、「重い球質で、バットに当たっても手が痛かった。弱い国鉄だったので、勝ち星に恵まれなかったけど、強いチームならもっと勝っていたと思う」と、現役時代を振り返った。

 通夜は9日、葬儀は10日に、いずれも焼津市浜当目1158の4「富士葬祭焼津」で、近親者のみで執り行われる。通夜は焼香のみの案内。喪主は、長男・善博さん。

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