星野源だからこそ成し得る「役者と音楽の事務所が別という特殊な形態」

昨年11月末、スポーツ報知のインタビューに応じた星野源(カメラ・橋口 真)
昨年11月末、スポーツ報知のインタビューに応じた星野源(カメラ・橋口 真)

 「音楽で世に出たからドラマにも出させてもらうのではなく、お芝居はお芝居のキャリア、音楽は音楽のキャリアとして独立していたい。そういう姿勢でやりたかったんです」

 昨年11月末、映画「罪の声」で報知映画賞助演男優賞を受賞した星野源にインタビューした。自ら「役者としての事務所と音楽の事務所が別という特殊な形態」と語るように、音楽部門と俳優部門のマネジメントを分けて活動している。冒頭のコメントは、それに関する質問をした時の答えだった。

 俳優、音楽家、文筆家と多才な顔を持つ。学生の頃から音楽活動と演劇活動を行い、俳優業は2003年に舞台「ニンゲン御破産」への参加をきっかけに大人計画に所属。音楽活動は、バンド・SAKEROCKとしてカクバリズムに所属し、15年のバンド解散後はアミューズに所属している。

 「それぞれ(の分野)で一人前になる。ポリシーまではいかないけど、やりたいことだったんです」。納得できるまでとことんやる。特殊な形態を凌駕(りょうが)するほどの、あくなき向上心と探究心がある星野だからこそ成立しているんだと感じさせた。

 「音楽とお芝居をやると、どうしても二足のわらじと思われてしまう。実際に、そういう時期が長かったように思います。だからこそ、20代は『同一人物だと思われないぐらいに、どっちも頑張ろう!』とやって来ました。今はどれもお仕事になっていますが、とても幸運なことだと思います」

 インタビューの終盤、「こうした賞をいただけることで、1つ(目標を)達成できた気がするというのはありますね」と語り、ほほ笑む姿が印象的だった。

 音楽家としてソロデビュー10周年を迎えた。俳優に文筆家に、別の「顔」が見られるかもしれない。この先の活動がますます楽しみになってきた。(記者コラム)

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