桐山照史が語った「ゲキカラドウ」…一番好きなものは「母親のカレー」紙面未収録インタビュー

スポーツ報知
ジャニーズ事務所

 ジャニーズWESTの桐山照史(31)が主演するテレビ東京の連続ドラマ「ゲキカラドウ」(水曜・深夜0時12分)が、6日にスタートした。単独での連ドラ主演は初めて。激辛と格闘、悶(もん)絶した撮影の日々は充実そのものだったという。自身、大ファンという同局「孤独のグルメ」(主演・松重豊)のようなシリーズ化も夢見る。今年は、グループとして昨年にコロナ禍で中止となった東阪ドーム公演の実現ととともに、個人の目標として抱くNHK大河ドラマ出演など、明るい未来への思いを語った。(畑中 祐司)=紙面未収録インタビュー部分=

 ◆紙面未収録インタビュー

 ドラマの撮影を終えて、放送を迎えるまでの心境を振り返ると、改めて「主演」という重みをかみしめる。

 「完パケを見させてもらったときは、本当に感無量というか、達成感はありました。でも、やっぱり主演というのは、リアルに言うと、ここから数字(視聴率)もついてくる。あと反響と。それを含めての完成になるんやなと。今まで単独主演というものをやらせてもらったことがなかったから、そこは考えたことはなかったので、そういうプレッシャーはあるなというのは感じました」

 桐山は、ドラマの魅力の1つに「音」を挙げる。

 「ドラマって、こんなにBGMがなくていいのかというぐらい、生音しか使っていない。それによってシズル感というか。飲むときのゴクゴク感とかMA(音の調整)で足したわけじゃなく、本当に僕から出ている音」

 自身、音へのこだわりは強いという。

 「そもそも、そしゃく音とかゴクゴク音とか、そういうもののフェチで、YouTubeとかで(音フェチ動画)“ASMR”を見たりする。そういうのが好きな人からしても、今回のドラマは“たまらん”と思います」

 本業はアイドル。ドラマ撮影での“暴食”によって、体重管理も重要だ。

 「体重の変動は、あんまりなかったんですけど、筋肉が脂肪に変わったなというのは、すごく体で感じました。クランクインの前は結構鍛えていたけど、やっぱり遅い時間まで撮影したら、帰っても次の日の台本を見て、あとは寝るだけ、みたいになる。ランニングから筋トレも一切できず。スーツのサイズが変わらないか、ビクビクしながらやっていました。でも、そこで『太るからって食べない』ともいかない。待ってたドラマでそんなこと言うてられませんから」

 辛い料理の中で、一番好きなものは「母親のカレー」だという。

 「験担ぎのときとか、絶対にカレーを作ってくれるです。今は実家に帰るタイミングも少ないんですけど、このドラマが決まりました、ライブあります、って関西に帰ることがあったら、絶対的にカレー。元々は甘かったけど、僕が辛いの好きってことで、辛いカレーを作ってくれるようになって。あと大好きなのは、コーレーグス(島とうがらしを泡盛に漬け込んだ沖縄の調味料)。沖縄の人が引くぐらいかけちゃう。『いや、もうそれ酒やん』って言われるぐらい」

 今まで味わった一番の激辛は―。

 「ドラマには出てこないけど、スタッフさんがいろいろ調味料を試してくださった中で教えてもらったのは、カプサイシンっていう液体の調味料。そのままなんですけど、それが一番。餃子のタレに足してもいいし、カレーライスに入れてもいいですけど、小指の爪ぐらいで無理です。で、売ってるのが750mlぐらい。それ使い切るの、もう5年以上かかるで、って。あと韓国のブルダック麺っていうインスタント麺は、出だした頃はめっちゃ好きで、みんなでよう食べてました」

 最近は「極激辛」なるカップ焼きそばが話題となった。

 「あっれは、ヤッバイすよね。でも、そういう激辛ブームって言われるものが、今後も続いたらいいと思うし、このドラマで『またブーム来ました』って言われたら、すごくありがたいです」

 幸先良いスタートを切る21年の一方、昨年はコロナ禍でエンタメ業界を取り巻く環境も厳しいものとなった。

 「それこそ、僕は舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』で始まったんですけど、それも途中で、半分走ったところでストップ。大阪公演なんてゼロ。マイナスなところもすごく多かったけど、逆にジャニーズ事務所としてネットが始まったり。僕は紙芝居を作って配信をしたり、桐山としては進化できた年なんじゃないかなとは思うんです。WESTとしても、ファンの人にどうやったら元気を届けられるかとか考えて、会議がすごく多かったり。だから、WESTとしても、すごく話す時間が増えた。プラスの時間の方が多かったかもしれない」

 一度、足を止めたことで見える景色もあった。

 「普段のスピードで走っていたらできなかったことができた。逆にスピードが緩めたからこそ見えたこともいっぱいあった。同じことを続けていくすごさもあるけど、違う速度で歩くのも大事なんやなっていうのは、ちょっと思いました」

 配信ライブという新たな文化も生まれた。

 「ぶっちゃけ大変でした。楽しかったですよ。楽しかったですけど、何が大変かって、やっぱり声援って、すごく大事やなと思いました。スポーツも同じだと思うけど、僕らもお客さんの声援が力になる。それが全くない中でフルスロットルで走り続けなアカンことが、こんなにもしんどいのかと。これはこれで一個の形が出来たと思うし、利点もある。でも、全員が口をそろえて言ったのは『次はお客さんの前で絶対やりたい』と」

 昨夏には、これも配信ではあったが、ジャニーズ関西勢が初めて集結したライブ「Johnny’s DREAM IsLAND2020→2025~大好きなこの街から~」を開催した。

 「本当にいい機会をいただいたなと。感覚で言うと、シンプルに関西勢だけでカウントダウンライブをやっている感じというか。これは、毎年1回でもいいから続けていきたい。それで、大阪万博が盛り上がってくれたら最高やなと思いますし、WESTとしても、何かお役に立てるようになりたいです」

 ◆桐山 照史(きりやま・あきと)1989年8月31日、大阪府出身。31歳。2002年7月、ジャニーズ入所。08年、日テレ系連ドラ「ごくせん」第3シリーズに出演。14年4月「ジャニーズWEST」メンバーとして、関西勢で関ジャニ∞以来10年ぶりに「ええじゃないか」でCDデビュー。15年後期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」に出演。17年にジャニーズ初の配信ドラマ「炎の転校生 REBORN」(Netflix)にグループ主演。

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