DeNAの三浦大輔監督(47)が8日、神奈川・横須賀市の2軍施設で行われた新人合同自主トレ初日を視察。新年の初仕事で、新人8選手に一流選手への“成長方程式”を伝授した。
寒空の下、新指揮官は自身の経験から得た心得を説いた。それぞれが掲げた目標に対し、一歩ずつ階段を上るべきだとし「(目標から)逆算をする習慣をつけてください。それは野球でも絶対生きてくる。習慣づけできれば、今自分は何をしないといけないのかがおのずと見えてくる。それを常に考えてやっていくように」。29年前の新人時代を「がむしゃらだった」と振り返りながら言葉を投げかけた。新人一人一人の目を見つめ「目は輝いていました」と納得だった。
ドラフト1位・入江大生投手(22)=明大=は「レベルアップをしながら1年間1軍にいることを目標にしているので、逆算しながら練習していきたい」。この日のキャッチボールは「半分くらいの力」だったが、徐々に強度を上げる計算だ。三浦監督は、入江ら数人の新人を1軍キャンプに帯同させることも示唆。新人のハツラツとした姿に「全員が元気でグラウンドに出ていたので、それを見て一安心ですね」とホッとしていた。(安藤 宏太)