坂上忍と北村晴男弁護士が尾身茂会長の発言を巡って対立…「尾身会長を非難するのは正直、やめていただきたい」

フジテレビ
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 8日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜・午前11時55分)で、菅義偉首相が新型コロナウイルスの感染拡大防止に東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県に緊急事態宣言を発出したことを報じた。

 期間は8日から1か月間。宣言では、飲食店には営業時間を午後8時までの時短営業を要請し、イベント開催は、人数の上限を5000人で収容率50パーセント以下、国民には午後8時以降の不要不急の外出自粛を呼びかけることなどが示された。

 スタジオで菅義偉首相の7日の記者会見に同席した政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会諮問委員会の尾身茂会長が「1か月の間で感染を下火にして、ステージ3に近づきたいと思っている」と述べたことを紹介した。尾身氏は、5日には緊急事態宣言を出したとしてもステージ3相当まで下がるのは「1カ月未満では至難の業」と発言していた。

 こうしたことから7日の会見でも「確かに1か月未満にステージ3に近づけるということは、そう簡単ではありません」と認めた上で「しっかりと頑張れば、1か月以内でも、私はステージ3にいくことは可能だと思っている」と述べた。

 スタジオではこうした尾身氏の発言に疑問を投げかける意見が出たが、リモート出演した北村晴男弁護士は「議論を聞いていて尾身会長についてあまり非難するのは正直、やめていただきたい」と訴えた。その理由を「尾身さんは専門家の立場で必死になって緊急事態宣言をなかなか発しない政府に働きかけていた。その結果として発することになった。尾身さんは政治家じゃないので」などと弁護した。

 これにMCの坂上忍は「北村さん申し訳ないけど非難をしているというか、あのお立場にいる方が公でメッセージを責任ある立場で放って、それに対して自分の考えを言うっていうのは、単純な非難ということではなく」とし「僕がなぜ、分科会に対して疑問を抱き続けてきたかというと、尾身会長が公で発言される時に、政府寄りの発言をずっとされてきて、でも医療状況が逼迫(ひっぱく)してくる。そうなると、政府と分かれていくわけです。それが国民を戸惑わせている部分があるんじゃないか。だったら尾身さんが政府寄りの発言をせずに専門家として最初から発言された方がわかりやすい構図になりますよねっていうことです」と考えを述べた。

 これに北村弁護士は「100パーセント完璧を求めるのは、気の毒すぎると思います。尾身さんは政治家じゃないから。しかも経済の専門家じゃないので、他の観点でまずは考えずに、いろいろ検討された上でしかもいろいろ説得をされて妥協の道を探らざるを得ない。今回も緊急事態宣言が発せられてようやく一歩前に進んだわけだよ。尾身さんからすれば」などと訴えた。この意見に坂上は「北村さんが尾身さんにどんな思い入れがあるのかしらないけど」とした上で医療、経済分野などの専門家が議論する諮問会議は「医療面の本音と経済面の本音をくみ上げて政治判断だから」と返すなど、尾身氏を巡って坂上と北村弁護士が意見をぶつけあった。

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