吉川愛、天才子役から一時引退経て演技派女優へ「本当にしたい職業なんだな」…芸能記者イチオシ今年の顔

スポーツ報知
吸い込まれそうな目ヂカラが魅力的な吉川愛(カメラ・清水 武)

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜・前8時)で流ちょうな富山弁で話題沸騰中なのが女優・吉川愛(21)。今年は同作のほかに4本のドラマと映画への出演が控える。一時、芸能界を引退した天才子役は、演技派女優へと変貌(へんぼう)を遂げようとしている。(水野 佑紀)

 NHK「おちょやん」で、「~ちゃ」など柔らかな富山弁を駆使し、視聴者のハートを一気につかんだ。吉川は、主人公・千代(杉咲花)と同部屋で、カフェ店員・真理役。4日に初登場すると、同作の公式ツイッターに通常の投稿より倍近い3200を超える「いいね!」が殺到。注目度は日に日に上昇中だ。

 撮影は放送開始前の昨年内に終えた。大反響を肌で感じる前だったが「アットホームな感じの現場だったので、この感じで撮影をずっとしてたら楽しいだろうなと思って、終わるのがとてもさみしかったです」と充実の現場になったようだ。

 今年は出演作が現時点で5本と目白押しだ。NHK「就活生日記」(11日スタート、月曜・後11時40分)ではコロナ禍で就活に臨む女子大生、同「今ここにある危機とぼくの好感度について」(4月スタート、土曜・後9時)では大学新聞部の部員、WOWOW「インフルエンス」(年内放送)では複雑な家庭環境で育った女性、夏公開の映画「ハニーレモンソーダ」では引っ込み思案の女子高生を演じる。

 普段はクールな役どころで持ち前の目ヂカラを武器に演じることも多いが、「ハニー―」は真逆ともいえる役。「あまりやらない役なのですごく新鮮。目に力が入らないように顔を上にあげて演じていました」。新境地を開拓する。

 3歳で芸能界入り。日本テレビ系「オー!マイ・ガール!」(08年)など話題作に出演し、天才子役として知られたが「仕事は歯を磨くことと同じようなルーチン。好きも嫌いもなかった」。16年に引退し、パン屋でアルバイトをしながら、高校生活を満喫した。「バイトは私がずっとしてみたかったこと。最初はお札を1枚ずつ数えてたら『ダサッ』と言われました。日焼けもできたので、日傘もささずに歩けました」と笑顔で振り返る。

 その一方、沸々と演技をしたい思いが強まり17年に再び芸能界に飛び込んだ。

 「今になっては制限はめんどくさい。日焼けや体重を気にしなくちゃと思うけど、でも純粋にお芝居がしたい。本当にしたい職業なんだなって思っています」とかみ締めるように語る。

 今年の目標は「継続」と力を込める。「新しい役、やったことがないものをやりたいというのが毎年の目標。これは小さい頃からずっと思っています」。今年も豊かな才能を発揮する1年になりそうだ。

 ◆「ベージュが似合う女性」憧れ…取材後記

 自分を取り繕うことなく、素直でのびやかな受け答えに好感を抱く。今年の私生活での目標は「自分磨き」と即答。クローゼットの中身は黒と白の洋服が多いという吉川にとって、自分磨きの先にある理想の女性像は「ベージュが似合う女性。プライベートでは絶対になれない」と力説していた。

 取材を終え、吉川が私服のコートを羽織ると、なんとその色はベージュ! 思わず関係者や記者がつっこむと「これはイメージとちょっと違う」と照れ笑い。誰に対しても飾らない、愛されキャラは多くの人の心をつかむ。引っ張りだこになるのもうなずける。(水)

 ◆吉川 愛(よしかわ・あい)1999年10月28日、東京都生まれ。21歳。吉田里琴(りこ)として3歳で芸能界入り、5歳の時に「爽健美茶」のCMでデビュー。06年WOWOW「対岸の彼女」でドラマ初出演。16年4月に芸能界を引退し、吉川愛として17年7月期の日本テレビ系「愛したって、秘密はある。」で活動再開。19年TBS系「初めて恋をした日に読む話」、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」など話題作に出演。

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