【ヒルマニア】巨人と合意のスモーク、左打席で本塁打量産…昨季はダルビッシュのノーヒッター阻止弾

スポーツ報知
12年3月29日のアスレチックス・マリナーズ戦7回無死、先制の左越え本塁打を放つスモーク

 巨人は7日、本格調査に乗り出していたジャスティン・スモーク内野手(34)と今季選手契約について合意したと発表した。2年契約で、年俸は300万ドル(約3億1000万円、金額は推定)。メジャー通算196発を誇るスイッチヒッターに与えられる背番号は、阿部慎之助2軍監督(41)らが現役時代に背負った「10」が予定されており、球団側の期待の大きさがうかがえる。大砲はどんな選手なのか。「ヒルマニア」でおなじみの蛭間豊章記者が解説した。

 メジャーで左右両打席アーチを通算3回マークしている強打のスモーク。スイッチヒッターは9歳の時に父親のキースさんの勧めでスタートした。高校卒業時にアスレチックスから16巡指名を受けたが拒否。サウスカロライナ大で一気に花開き、07年の日米大学野球では4番として最終戦で2点二塁打。早大・斎藤佑樹(現日本ハム)の早実時代からの公式戦の不敗神話を29で止めたこともある。

 日本にはほかにも縁があり12年アスレチックス・マリナーズの日本開幕戦でも4番を打って第2戦で先制アーチを東京Dで叩き込んでいる。

 若い時は粗い打者と酷評されていたが、38本塁打の17年に「それまでの一発狙いからセンター返しを心がけるようになって、どんな球種にも対応できるようになった」と述懐している。ただし、近年は相手チームが敷く、外野4人シフトから調子が崩れて成績は下降気味となっていた。

 それでも一発の魅力は秘めており、昨年8月13日カブス戦では7回1死までノーヒッターを続けていたダルビッシュから右翼席に本塁打を放って快挙を阻止。8月24日レッズ戦では防御率1位でサイ・ヤング賞に輝いたT・バウアーから2ランを放って黒星をつけた。

 通算の本塁打率(1本塁打に要した打数)は右打席の30・4に対し、左打席は18・8と左打席で本塁打を量産している。彼の不思議な法則は西暦の奇数年に好調だということ。日本でもそれが続くようなら、東京Dを沸かせるに違いない。

 家族は高校時代に知り合ったクリスティン夫人と二女。今でも生まれ故郷のサウスカロライナに住んでおり、オフには大好きなハンティングと釣り、そしてゴルフに明け暮れ、中でも狩猟のカモ撃ちが得意なのだとか。(MLB担当、ベースボールアナリスト)

巨人

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