鈴木みのると永田裕志のしばき合いが1・4東京ドームにたどりついた…金曜8時のプロレスコラム

スポーツ報知
1・4東京ドーム第0試合に登場した鈴木みのる(左)と永田裕志(新日本プロレス提供)

 コロナ禍の無観客プロレスを熱くした、終わったはずのあの抗争が、2021年1・4東京ドームで実現した。鈴木みのると永田裕志の52歳対決だ。昨年、このコラムで「永田裕志と鈴木みのる、東京ドームを超えた無観客打撃音合戦」、「鈴木みのるVS永田裕志、有観客でも104歳抗争」などと何度も紹介してきた対決だ。

 鈴木の誕生日である昨年6月17日に、無観客・会場非公開で行われた新日本プロレスのシングル最強決定トーナメント「NEW JAPAN CUP2020」1回戦で、両雄が激突。計100発のエルボー合戦、さらに計70発の張り手合戦でバチン、バチンという音を響かせ合った。最後は、永田がバックドロップホールドで勝利(20分35秒)。

 そして、観客が一部戻った7月31日の「SUMMER STRUGGLE 2020」では、東京・後楽園ホール(観衆482人=札止め)のメインイベントとしてスペシャルシングルマッチで対戦。この時は、ゴッチ式パイルドライバーからの体固めで鈴木がリベンジを果たした(20分36秒)。試合後、鈴木は「貴様の燃えカス、それを大事に燃やして余生を過ごせ。もう2度と会うことはないだろう。クソ野郎。消えてなくなれ」と吐き捨て、抗争終結を宣言した。

 2007年、11年、13年と1月4日の東京ドーム大会で3回も組まれた名物カードで、昨年の2度のシングルマッチは過去にない20分超の激闘だったため「東京ドームを超えた」と書いて納得していたが、まさか年明けの1・4東京ドームで見られるとは…。

 1・5東京ドームでの「KOPW 2021」進出4枠を賭けた21選手参加の時間差バトルロイヤル「ニュージャパンランボー」が1・4の第0試合で行われた。まずチェーズ・オーエンズ対石井智宏で試合が始まり、3人目として鈴木が「風になれ」に乗って入場。鈴木は石井とエルボー合戦を展開し、オーエンズを巻き込んだところで、4人目として青いマスク姿の永田が現れた。ここで、鈴木と永田は、2020年のコロナ禍プロレスを盛り上げたエルボー合戦を東京ドームで展開した。

 鈴木はコーナーに追い込んだ永田に、チョップ、ボディブローを打ち込み、トップロープからスリーパーをかけてエプロンへ。5人目として登場したトーア・ヘナーレがエプロンでエルボー打ち合っていた永田と鈴木にタックルを浴びせ場外転落させた。オーバー・ザ・トップロープで2人そろって2021年最初の敗者となった。エルボーを打ちながら花道を下がっていった両雄。

 コロナ禍でやむなしのリモート取材での一瞬のからみ。2人ともノーコメントだったが、新日本プロレスから届いた写真を見て心を動かされた。東京ドームのど真ん中で鈴木と永田が何ともうれしそうな表情で打ち合っていた。(酒井 隆之)

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