【C大阪】ベトナム代表GK獲り 19年アジア杯日本戦で好セーブ連発188センチ長身守護神

19年アジア杯のベトナム対日本戦、遠藤航(手前)と激しく競り合うベトナムGKのダン・バン・ラム
19年アジア杯のベトナム対日本戦、遠藤航(手前)と激しく競り合うベトナムGKのダン・バン・ラム

 C大阪が今季の新戦力として、タイ1部ムアントンに所属するベトナム代表GKダン・バン・ラム(27)の獲得に乗り出していることが6日、分かった。同国代表の正守護神を務め、2019年アジア杯では日本代表を相手に好セーブを連発した実績を持つ。移籍が実現すればベトナム出身では4人目のJリーガーとなり、東南アジアでのC大阪の注目度はさらに高まりそうだ。

 今季から復帰するレヴィー・クルピ監督(67)のもと、豪州代表FWアダム・タガート(27)など積極補強を進めているC大阪が次に目を向けたのは、東南アジアのベトナムだった。

 ダンはベトナム人の父とロシア人の母の間に生まれ、188センチの長身を誇るGK。11年にベトナム・Vリーグのホアン・アイン・ザライでプロデビューし、19年からムアントンでプレーしている。同国代表として23試合に出場し、UAEで開催された19年アジア杯準々決勝では森保ジャパンと対戦。0―1で敗れたものの、失点をMF堂安律のPKのみに抑えるなど接戦の立役者となった。

 過去、Jリーグでプレーしたベトナム人選手はわずか3人。13年に札幌に加入した同国代表FWレ・コン・ビンが東南アジア初のJリーガーで、16年に同国代表FWグエン・コン・フォンが水戸、MFグエン・トゥアン・アインが横浜Cに入団している。移籍が実現し公式戦に出場すれば、ダンがJ1では初めてのベトナム人プレーヤーとなる。

 C大阪は12年にタイリーグのバンコク・グラスFC(現BGパトゥン・ユナイテッド)と提携。トップチームだけでなく、アカデミー部門の交流などを行ってきた。関係者によるとダンのベトナムでの人気は非常に高いといい、加入することで東南アジアにおけるクラブのブランド価値の向上にもつながりそうだ。

 ◆ダン・バン・ラム 1993年8月13日、ロシア・モスクワ生まれ。27歳。高校年代まではロシアでプレーし、11年にベトナム・Vリーグのホアン・アイン・ザライでプロデビュー。15年に同リーグのハイフォンに加入。19年にムアントンに移籍。昨季は12試合に出場した。17年のアジア杯予選ヨルダン戦で同国代表として初出場。これまで23試合でゴールマウスを守っている。

 ◆ベトナムのサッカー事情 最新のFIFAランキングは93位。日本の27位を大きく下回るが、22年カタールW杯アジア2次予選では、現在5試合を終えて3勝2分と無敗でグループ首位をキープ。ダンは5試合にフル出場し、総失点数1と大きく貢献している。代表メンバーの大半が国内リーグでプレー。近年では19―20シーズンにDFドアン・バン・ハウがオランダ1部ヘーレンフェインに期限付き移籍で所属していた。

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