第93回センバツ高校野球大会の21世紀枠東海地区候補に選ばれた三島南野球部が4日、三島大社へランニングで初詣に訪れた。参拝後全員でおみくじを引くと、山田駿一塁手(2年)が「大吉」を引き当て「運が味方についた」と満面の笑みを見せた。
おみくじには「目標を再確認し、前へ進むこと。浮ついたり下手に迷うと、せっかくの幸運が逃げる恐れがあります」と書かれていた。山田は「まさに自分の事です」と苦笑い。昨秋県大会は、準々決勝で静高を破り、1958年以来の62年ぶり4強進出を果たすも、打率2割3分台に低迷。先月23日から約2週間のオフは打撃フォーム固めに費やし「甲子園で戦う準備はできている」と万全の状態だ。
稲木恵介監督(41)は「小さいアリが束になって、強敵を倒します」と目を輝かせた。神頼みパワーも得て、創部100周年の甲子園初出場へ、29日の選考委員会を待つ。