箱根駅伝10区で逆転された創価大・小野寺勇樹 榎木和貴監督「体調は問題ありません」と説明 新主将は「激坂王」

小野寺勇樹
小野寺勇樹

 第97回箱根駅伝(2、3日)で最終10区(23キロ)で駒大に逆転され、2位だった創価大の榎木和貴監督(46)は激闘から一夜明けた4日、スポーツ報知の電話取材に応じ、10区で区間最下位と大苦戦した小野寺勇樹(3年)について「体調に大きな問題ありません」と説明した。

 9区終了時点で、創価大は2位の駒大に3分19秒差、距離にして約1・1キロの大差があったが、アンカーの小野寺は15キロ以降に失速し、残り2・1キロで駒大の石川拓慎(3年)に逆転を許した。出場わずか4回目で、初優勝に迫ったが、52秒差で惜敗した。

 創価大は4日から約1週間の休養期間に入った。「昨夜(3日)、寮に戻った後、小野寺と話をしました。『終盤、汗が出なかった』と言っていたので、軽い脱水症状だったようですが、病院には行っていません。体調に大きな問題はありません。きょう、他の選手と同じように実家に戻りました。新チームの始動から練習を始められるでしょう」と榎木監督は丁寧に状況を明かした。

 3日のレース後、小野寺は自身にツイッターで「ごめんなさい。全部受け止めて来年強くなって戻ってきます。これからもどうか創価大学の応援よろしくお願いします」(原文まま)と投稿した。榎木監督は「この悔しさを一生、忘れるな。でも、卑屈になることはない。この悔しさをバネにして成長すればいい」と熱いゲキを飛ばした。来季、小野寺のリベンジが注目される。

 また、榎木監督は新チームの主将として5区2位と好走した三上雄太(3年)が決まったことを明かした。三上は昨年11月21日に行われた「激坂最速王決定戦2020@ターンパイク箱根」の登りの部(13・5キロ)で青学大の竹石尚人(4年)ら各校の5区候補を相手に優勝。「激坂王」のタイトルを自信に箱根の山を力強くのぼり、往路優勝のゴールテープを切った。

 創価大は1区3位の福田悠一、7区2位の原富慶季、9区区間賞の石津佳晃と活躍した3人の4年生が卒業するが、3区3位の葛西潤(2年)、4区2位の嶋津雄大(3年)らロードに強い選手は健在。「激坂王」の三上新主将と6区7位の浜野将基(2年)の山区間は駒大に劣らない。10区で悔しい思いをした小野寺の奮起も期待される。10区途中まで先頭を走った経験は大きな財産として残る。第98回箱根駅伝で、今回あと「2・1キロ」届かなかった栄光のゴールを目指す。

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