◆報知新聞社後援 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)復路(3日、芦ノ湖―読売新聞東京本社前、5区間=109.6キロ)
関東学生陸上競技連盟は3日、今大会(2、3日)のコース沿道に訪れた観戦者数は、大会本部の調べで約18万人だったと発表した。前回大会の約121万人に比べ、約85%の減少となった。
今大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、新聞や広告、公式サイト、生中継のテレビ画面などを通じ、沿道での観戦や応援を控えるよう呼びかけていた。また、東京・大手町、箱根・芦ノ湖のスタート、フィニッシュ地点や各中継所では立ち入り規制を行い、沿道には例年より200人多い約1800人の学生補助員を配置。応援を控えてもらうよう促す内容のプレートを持ち、立ち止まっての観戦を控えるよう求めた。
規制線付近では、人が密になっている状況も散見された。だが、大会関係車両からレースを確認していた関東学連の日隈広至副会長は「学生がプレートを掲げた際には、大概の方に対応していただいた。また、テレビでは密になっているように見えているが間隔はあり、箱根小涌園や横浜駅前、日本橋は驚くほど人がいなかった」と報告した。