【駅ペン】30歳の学生ランナー、駿河台大・今井隆生が補助員で“初参加”「来年はランナーとして」

1区 鶴見中継所手前で沿道のスタッフを務めた駿河大・今井隆生(左)
1区 鶴見中継所手前で沿道のスタッフを務めた駿河大・今井隆生(左)
駿河台大・今井隆生
駿河台大・今井隆生

◆報知新聞社後援 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)復路(3日、芦ノ湖―読売新聞東京本社前、5区間=109.6キロ)

 30歳の学生ランナー今井隆生(駿河台大3年)が箱根駅伝に走路補助員として“初参加”した。鶴見中継所の手前400メートル地点に立ち、通過した選手を無線で中継所に知らせ、円滑なタスキリレーに尽力。「今まで箱根駅伝は見るものでした。今回、初めて支えるスタッフの一人になりました。来年はランナーとして出たいです」。目の前を疾走する箱根駅伝ランナーの姿に決意をさらに固めた。

 今井は、昨年3月まで埼玉・飯能市内の中学校で体育教師を務めていた。「もっと生徒に寄り添える先生になるため」に教員の自己啓発等休業の制度を利用し昨春、駿河台大3年生に編入。心理学を学ぶと同時に、東京・大泉高時代からの夢だった箱根駅伝出場にもチャレンジしている。今回の予選会(昨年10月)で駿河台大は15位で敗退。本戦は選手ではなく、サポートする立場として参加した。

 予選会ハーフマラソンでは30歳にして自己ベストを1分25秒も更新する1時間4分11秒で走破。まだ成長を続けている。来年の予選会は31歳で迎える。「挑戦することに年齢は関係ありません」と話すが、挑戦のチャンスには制限があることは痛感している。「競技生活はあと1年。箱根駅伝に挑戦できるのもあと1回だけ。力を絞り出します」と、きっぱり話す。この日も走路補助員として参加する前に本拠地の埼玉・飯能市で約20キロを走り込んだ。

 箱根駅伝は関東学生陸上競技連盟に加盟する大学の学生のほか、警察をはじめ、東京都と神奈川の陸上競技協会、箱根町、名橋「日本橋保存会」など多くの関係者の尽力によって成り立っている。今回、コロナ禍の「特別な箱根駅伝」を開催するために例年以上の工夫と尽力があった。箱根駅伝が開催されることは当たり前ではないことを改めて知った。来年も無事に開催されてほしい。願わくば31歳の今井隆生がランナーとして参加する姿が見たい。(竹内 達朗)

総合成績
1区 鶴見中継所手前で沿道のスタッフを務めた駿河大・今井隆生(左)
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