日本ハムからポスティングシステムを申請していた西川遥輝外野手(28)のメジャー移籍が不調に終わったことが3日、分かった。米東部時間2日午後5時(日本時間3日午前7時)が交渉期限だったが、交渉はまとまらず。日本ハムの同僚で、同制度でレンジャーズ入団を決めた有原航平投手(28)には続けなかった。
西川は主将として臨んだ昨季、115試合で3割6厘、5本塁打、39打点でリーグ2位の42盗塁も記録。コロナ禍の影響を受けて、米球界のFA市場も停滞している状況を理解した上で「行かないと得られないものはいっぱいある。自分の可能性をもっと信じてやっていきたい」と、かねて希望していたメジャー挑戦を決意していた。
直近では、19年12月に広島・菊池が同制度での移籍が不調だったため、残留を決断した。日本ハムに残留となる可能性が高い西川も、気持ちを取り直して、21年シーズンに向けて準備を進める。
◆西川 遥輝(にしかわ・はるき)1992年4月16日、和歌山・紀の川市生まれ。28歳。智弁和歌山高では1年夏から甲子園に4度出場。10年ドラフト2位で日本ハムに入団し、2年目の12年に1軍デビュー。16、17年にベストナイン。17~19年には3年連続ゴールデン・グラブ賞を受賞。通算打率2割8分6厘、51本塁打、346打点、287盗塁。181センチ、79キロ。右投左打。