大みそかの救世主だ!シバターがRIZINでK―1に劇的勝利…金曜8時のプロレスコラム

HIROYA(左)に勝ったシバター(C)RIZIN FF
HIROYA(左)に勝ったシバター(C)RIZIN FF

 「RIZIN.26」が12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された。2000年、大阪ドームでのアントニオ猪木プロデュース「INOKI BOM―BA―YE」から20年にわたって恒例となっている大みそか格闘技大会は、受難の時代があったもののプロレスラーがお茶の間を盛り上げてきた。

 今回はかつてDREAM、やれんのか!などの総合格闘技で結果を出してきた元パンクラスのプロレスラー・ミノワマン(44)が大相撲元十両・貴ノ富士のスダリオ剛(23)に1回3分19秒、パウンドによるTKOで敗れるショッキングな幕開けとなったが、直談判でRIZINに初参戦した炎上系ユーチューバーのプロレスラー・シバター(35)=フリー=が、元K―1の“魔裟斗2世”HIROYA(28)に劇的勝利を飾った。

 ユーチューバー仲間のヒカル、てんちむの炎上軍を引き連れて入場したシバター。ボディチェックを受けるのを忘れて一度上がったリングを下りるハチャメチャぶり。

 92キロのシバターに対してHIROYAは74キロで、約18キロの体重差がある異例のマッチメークだったが、シバターは、キックボクシングルールの1回はロープに走ってプロレス流ロープワークを見せショーマンスタイルで挑発。右アッパーでダウンも奪った。2回のMMAルールでは腕十字でHIROYAの左腕を伸ばしたが、逃げられてスタンドの攻防となりスタミナ切れでキック、パンチを浴びてゴング。

 判定なしのドローだったが、その後、2回にシバターの腕十字でHIROYAがタップの動作をしていたことが判明し、検証の結果、シバターの一本勝ちに変更になるという劇的勝利となった。

 「ユーチューバーのシバターです。格闘技で世界一になるよりユーチューバーで世界一になる方が難しいんだよ」とマイクアピールし、プロレスラーではなくユーチューバーであることを強調したが、まあ、それも奇をてらうプロレスラーらしいか。

 私がシバターに会ったのは、プロレス会場ではなく、5、6年前の日本酒試飲イベントだった。プロレス解説者の柴田惣一さんが連れてきていて紹介された。柴田さんの親戚なのかと思ったら、本名は斎藤光という。新日本プロレスの柴田勝頼に似ていることからシバターを名乗っているのだとか。その時もビデオカメラを回しており、ユーチューバーだとあいさつしてきたが、「ああ、そうですか」と素っ気なく対応したものだった。それを2021年年頭に反省しよう。大みそかにフジテレビが生中継した格闘技大会で勝利した唯一のプロレスラーになったのだから。(酒井 隆之)

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