【箱根駅伝 記者の目】拡大された当日変更枠「6」がカギを握る

20年1月2日のスタート時点の様子
20年1月2日のスタート時点の様子

 来年1月2、3日の第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、報知新聞社後援)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場21チームの10区間の選手登録と補欠6人を発表した。

 今回から当日変更枠が4人から6人に拡大された。前回は21チーム中6チームが上限の4人を使い、1チーム平均2.95人の変更だった。今回は平均4~5人の変更が予想される。

 枠の拡大は、体調に不安がある選手の出場を回避し、より安全に大会を運営することが一番の目的。一方で箱根駅伝は伝統的に戦術的な変更が認められている。

 「できれば偵察メンバー(交代前提の選手)は使いたくない。当日変更で外れると、故郷の両親、友人、恩師ががっかりするから。でも、2区の選手が直前で故障した場合、11番目の選手を走らせるわけにはいかないので、補欠に主力を残しておかなければならない」と青学大の原監督は苦渋の表情で話す。どの監督も考えは同じだ。

 このルールに一部ではこそくとの批判もあるが、選手たち自身は受け入れている。前々回3区登録だった青学大・湯原慶吾(当時1年)は当日、エース森田歩希(現GMO)と交代。大会後「今回は偵察メンバーが僕の役割。次は走って優勝に貢献したい」と湯原は前を向いて話した。言葉通り、前回は当日変更で10区に起用され、優勝テープを切った。1月2、3日の早朝、スタート前からドラマは始まっている。(箱根駅伝担当・竹内 達朗)

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