早大2メートル左腕・今西拓弥、“早川流”で2年後プロ入り ホンダで夢追う

社会人野球のホンダに進むことになった早大・今西
社会人野球のホンダに進むことになった早大・今西

 東京六大学リーグの4年生の進路が、ほぼ出そろった。身長2メートルの超大型左腕としてドラフト候補にも挙がっていた早大・今西拓弥投手は、無念の指名漏れ。今年の都市対抗を制した社会人の名門・ホンダ入りする。すでに同社の練習に合流。4球団による1位指名競合の末に楽天入りするチームメートの早川隆久を見習い、投球術を磨いて2年後のプロ入りを目指す。

 今西は、もう前だけを見つめている。今秋のドラフト会議当日は名前が呼ばれず落ち込んだが、引きずることはなかった。「早慶戦前にチームの雰囲気を悪くしたら申し訳ないと思って。優勝できる可能性があったので、早慶戦に向けて切り替えました」。早慶戦2回戦では先発マウンドに上がり、2回無失点の好投で優勝を引き寄せた。「優勝した瞬間が一番印象に残っている。大学生活はあっという間で充実していました」と、早稲田で過ごした4年間を振り返った。

 アマNO1投手から学ぶことは多かった。「今年の早川は『チームのために』ということを、すごく言っていた。自分は大学でそういうことを考えられてなかった」。どんなに自分の結果が良くても、チームが勝たないと意味がない。勝利を第一に考える主将兼エースの背中を見て、考え方を見直した。「まずはチームのために。その中で結果を残した選手がドラフトで指名されるのかなと、早川を見て感じた。自分もそのような選手になりたいし、ならないといけない」

 来年の目標は明確だ。「チームの勝利にこだわりながら、結果を残していきたい。都市対抗2連覇に貢献できるように努力を重ねて(新人賞に当たる)若獅子賞を取りたいです」と抱負を語った。最終目標はプロ。指名が可能になる22年のドラフトに向け「野球を始めた頃からの夢。そこはぶらさずにやっていきたい」。チームの勝利と自身の夢に向かって、ホンダでも長い左腕を振り抜いていく。(灰原 万由)

 ◆今西 拓弥(いまにし・たくみ)1998年6月22日、奈良・橿原市生まれ。22歳。真菅北小3年から軟式の真菅北オークリングスで投手として野球を始め、橿原中時代は志貴ボーイズでプレー。広陵高では甲子園出場はなし。早大では1年秋にリーグ戦デビュー。2年春に救援で初勝利を挙げ、3年秋まで主にリリーフとして活躍。最速147キロ。通算37試合6勝2敗、防御率2・76。200センチ、99キロ。左投左打。

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