【DeNA】飛雄馬は球団スクールコーチに転身 キヨシ監督も認めた「狂ったような声」…第二の人生、はばたく

スポーツ報知
飛雄馬

 DeNA・飛雄馬内野手(29)が9年間のプロ生活に区切りをつけ、21年からは球団職員に転身し、野球振興部でスクールコーチを務める。

 内野ならどこでも守れるユーティリティー性が武器で、15年には主に遊撃で自身最多の59試合に出場。「(15年4月25日のヤクルト戦の決勝打で)ハマスタでお立ち台に上がれたことが一番の思い出です。満員のあの大声援は本当に忘れられません」と振り返った。

 存在感はベンチ内でも発揮された。独特のだみ声で1、2軍問わず、チームを盛り上げた。「それが普通なんで。黙っていると気持ちが悪いというか、逆にやりにくい」。声の大きさもあり、多くのファンにも知れ渡り、愛された。中畑元監督からも「あいつのいいところは狂ったように声を出すこと。なかなかできることじゃない」と、認められていた。

 元気者だからこその出会いもあった。20年は7年ぶりに1軍出場なし。戦力外となりトライアウトを受けた。シートノックで「いつも通り元気を出していた」ところ、新庄氏から声をかけられた。終了後にはバットももらい、エールを送られた。「始まる前にあいさつはさせて頂いたのですが、バットまで頂いて…。やっぱり華がありますね」。

 その後、新庄氏は自身のインスタグラムで飛雄馬の写真とともに「彼の能力で野球を諦めるのはなんかもったいないな」と投稿もした。この出会いも飛雄馬のコミュニケーション能力があったからこそだろう。

 今後は小学生を中心に教えていくことになる。「その子どもが将来プロになるかは別として、野球をずっと続けたいと思えるように、楽しませるようにやっていきたいです」。グラウンドであの独特な大きな声を出し、飛雄馬は希望を与え続ける。(岸 慎也)

 ◆飛雄馬(ひゅうま・松井 飛雄馬)1991年、3月17日、大阪府生まれ、29歳。江の川高(現石見智翠館)から三菱重工広島を経て11年ドラフト7位で横浜入団。14年に初昇格し15年にプロ初安打。通算92試合、打率1割8分2厘、2本塁打、11打点。右投右打。独身。

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