シンガー・ソングライターのLittle Black Dress(LBD、22)が27日、東京・ビルボードライブ東京で単独ライブ(昼夜2回公演)を行った。
LBDは19年にデビュー。数々の歌謡曲をカバーし、独自の「歌謡ロック」を確立して話題を呼んだ。オリジナル曲も120曲以上を制作している。
7月に亡くなった世界的ファッションデザイナー・山本寛斎さん(享年76)のブランド「ブランド「KANSAI YAMAMOTO」とビジュアルコラボレーションした「だるま落とし」で幕開け。「2020年最後のライブになるんです。(コロナ禍の)こんな状況の中、足を運んでくれてありがとうございます」と感謝。「生の音楽っていいですよね。何物にも代えられない」とライブができる喜びをかみ締めた。
「勝手にしやがれ」「横須賀ストーリー」など昭和歌謡のメドレー、映画「女たち」の主題歌「妖精の詩」のカバーを初披露するなど約1時間のパフォーマンス。「皆さまのいい思い出になりますよう、思いを込めて歌いました」と話した。
「今年1年はメチャクチャあっという間だった。いろいろな発見もあった」と振り返り、2021年に向けて更なるステップアップを誓ったLBD。ゲスト出演の元・男闘呼組の成田昭次(52)とコラボレーションした新曲「哀愁のメランコリー」で締めくくった。